大きくて美味しい鮎が釣れることで有名な川が熊本県にある。球磨川(くまがわ)だ。春先、球磨川には10センチほどに育った鮎の成魚が、産卵のために遡上する。鮎釣りの愛好家らの間では有名な球磨川だが、2010年ごろから、別の側面でも注目を集めるようになった。この川に建設された荒瀬ダムが撤去されることになったのだ。国内のダムは2700基を超えるが、本格的なコンクリートダムの撤去工事は初めて。国内では前例のない方針決定に対し、熊本県荒瀬ダム撤去室は、さまざまな関係先と連携し、工事完了まで最善を尽くしている。 <なぜダムを撤去するのか> ダムはそれぞれ、洪水の調整、かんがい用水・上水道用水・工業用水の確保、もしくは水力発電用に建設されている。 戦後復興のさなか、熊本県内は深刻な電力不足にみまわれていた。それを補う目的で荒瀬ダムは1953年に着工し、55年に竣工した。湛水(たんすい)面積は123ヘク
ブラジルはアマゾンの水力を利用した水力発電ダムの建設ラッシュの先鋒となっている。2012年にマデイラ川に建設されたジラウ・ダムもそのひとつだ。(PHOTOGRAPH BY NOAH FRIEDMAN-RUDOVSKY, THE NEW YORK TIMES/REDUX) 先住民アシャニンカの指導者であるルス・ブエンディア氏は、アマゾンのエネ川に建設が計画されていた水力発電ダムによって多くの先住民が立ち退きを迫られると知らされたとき、建設に断固反対する決意をした。ただでさえ、政情不安により住民たちの生活は混乱しているというのに、その上立ち退きを要求されれば、ブエンディア氏の家族を含め多くの人々がさらなる困難を強いられることになる。 川沿いにあるペルーの地域社会の指導者の間では、建設計画の是非をめぐって意見が対立していた。賃金のよい工事の仕事が増えることを歓迎する人々もいたが、ブエンディア氏は
ブラジルのバルビナダム建設により、かつては一続きの熱帯雨林だったこの地が、3546の島に分かれてしまった。そのほとんどが小さな島で、周囲の陸から孤立している。(PHOTOGRAPH BY EDUARDO M. VENTICINQUE) 世界の国々が水力発電施設の建設計画を推し進める中、巨大なダムによって哺乳類や鳥類、カメなどが絶滅の危機に直面していると警告する最新の研究報告が出された。少なくともアマゾンでは、その不安が現実になっているという。(参考記事:特集「ダム建設に揺れるメコン川」) 今月1日に英国イーストアングリア大学の研究グループが「PLOS ONE」に発表した論文によると、ブラジルに建設されたバルビナダムは、かつて手つかずの森林が広がっていた地域を、3546の島々が浮かぶ人工湖へと変貌させた。その結果、そこに生息していた数多くの脊椎動物が姿を消してしまった。 「私たちのまさに目の
歴史的な干ばつに見舞われている米ロサンゼルス市で、深刻な水不足に対抗する「奇策」が導入されている。貯水池から水が蒸発するのを防ぐため、市当局がソフトボールほどの黒いプラスチック製ボールを大量に湖面に浮かべた。太陽光を遮ることでアオコなどの発生も防ぎ、市民の貴重な飲み水の品質を保つ効果もあるという。 米メディアによると、ガルセッティ市長らが10日、市最大級のロサンゼルス貯水池に2万個のボールを投入。東京ドーム約15個分の広さにあたる約71万平方メートルの湖面は、計9600万個の黒いボールで埋め尽くされた。ボールは無害なポリエチレン製で、10年間は使い続けられる。年間で湖水の総量の約1割にあたる110万トンの蒸発を防ぐ効果があるという。 ボールの費用は総額3450万ドル(約43億円)で、複数の地元企業が負担。広大な湖面をカバーなどで覆うと8倍以上の費用がかかるため、安上がりという。市内のほかの
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 近年注目が高まっているダム。ダムがテーマの「ダムマンガ」(井上よしひさ・少年画報社)なるマンガも2巻まで発売されていて、実際に現地を訪れないともらうことができないダムカードも人気を博しています。 ダム愛好家を描いた「ダムマンガ」。今、ダムがじわじわきています そのような中で、5月18日に栃木県の川治ダムで非常用のクレストゲートから放流を行うという滅多に見られない点検放流が行われました。クレストゲートはダムが壊れないように使われる非常用放流設備で、実際には使われることはほとんどないもの。普通は使われないゲートを全門開けての放流を公開するというレアイベントで、多くの観光客やダム愛好家たちが訪れました。 ダムの放流によって発生した虹がくっきりと ダムの中を歩いてキャットウォークへと進みます 下が見えてドキドキのキャットウォーク 点検放流前
夏場に望む長島ダム 上空から長島ダムをおさえた一枚です。長島ダムには車はもちろんアプト式鐵道で長島ダム駅(長島ダムの前)まで来ることができます。 幅 11.73cm×高9.29cm データ容量1.53MB 竣工前の最終検査 平成14年3月の竣工を目前に行われた状況(試験湛水)をおさめた一枚。ダム探検ではゲートを真正面から見ることができます。 幅 13.54cm×高10.16cm データ容量0.86MB ライトアップ 夜の長島ダム周辺は真っ暗。ライトアップされた巨大なダムは迫力満点です。 幅 29.26cm×高19.50cm データ容量1.84MB 長島ダムの雪景色 平成19年度の冬は長島ダム周辺も真っ白。この写真は、もう少し前の写真。昔はもっと寒かったんだと教えられながら見ると実感の湧く一枚。 幅 13.54cm×高10.16cm データ容量0.88MB 湖面が綺麗な長島ダム 大井川の上流
讃岐山脈から流れ出る柞田川を上流で堰き止め、柞田川の左岸に広がる水田を潤している本ダムは、度重なる大旱魃への対策として1926年(大正15年)に着工され、1930年(昭和5年)に完成した。このとき、地元住民による組合が部分請負して工事にあたり、延べ15万人による人海戦術により約4年の短期完成を実現するという地元一体となって成し遂げられた公共事業であった。 命名は、香川県出身で大蔵大臣などを歴任した三土忠造による[1][2]。 マルチプルアーチダムとしては、宮城県仙台市の大倉ダム(二連式)を含め、全国に二つしかなく、当時アメリカ合衆国における最新技術であったマルチプルアーチが適用されるなど、土木史、ダム技術史を語る上においても貴重な建造物である。ダム補修工事により上流部はコンクリート補強されているが、下流部には当時の古い石積みが現存している。 2006年(平成18年)、国の重要文化財(建造物
ダムの放流はスペクタクルだと思う。 でも、見ようと思ってすぐ見られるほどダムは放流していない。そもそもダムは近くにない。 そんななか、とあるダムが放流の予告をしたら大勢の人が集まって、いままで見たことないほどのお祭り騒ぎとなった。 やっぱりダムの放流はスペクタクルなのだ。
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