米労働省が3日発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月より21万人増加した。9月撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly) [ワシントン 3日 ロイター] - 米労働省が3日発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月より21万人増加した。55万人増を見込んでいた市場予想を大幅に下回り、昨年12月以降で最も低い伸びとなった。小売業や州・地方政府の教育部門での雇用減が響いた。ただ、失業率が1年9カ月ぶりの低水準に改善し、労働市場の急速な引き締まりを示唆した。 企業が賃金を引き上げ、手厚い失業手当が終了し、学校が完全に再開されたにもかかわらず、何百万人もの失業者が労働市場に戻っていないとみられる。予想は、30万6000人増から80万人増まで幅があった。