東芝不正会計事件は重大な局面を迎えつつあります。12月7日、「73億円」という過去最高の課徴金も科せられることとなりました。株主50人が、同社と旧経営陣に約3億円の損害賠償を求める訴訟も起こしています。今後の焦点は、旧経営陣に対する刑事告発。東芝問題は、2015年が終わっても、まだまだ終息する気配がありません。 それにしてもこのニュースが出るたびに、オリンパスはとんだ”とばっちり”を受け続けているな、と私は思います。東芝の不正問題が取り沙汰されるたびに、カネボウ、ライブドア、オリンパスといった、過去に会計不祥事を起こした有名企業は、東芝との比較をされ、ニュースソースに載るからです。 過去の不祥事をすでに忘れてしまった人も多いはず。にもかかわらず、東芝の事件が取り沙汰されるたびに「追体験」させられるため、その都度、企業ブランドは下落し続けることになります。 特に私はオリンパスに同情します。「