身振り手振りを交えて熱弁をふるうオリバー・ストーン監督。=12日、日本外国特派員協会(有楽町) 写真:山田旬= この夏、日本人を熱狂させたイベントのひとつだったと言っても過言ではない、オリバー・ストーン監督の来日劇―― ストーン監督は最新作『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』(原題=『The Untold History of the United States』)を引っ提げて来日した。 20年来の知己で共著者の歴史学者ピーター・カズニック教授も一緒だ。2人は広島と長崎の原爆追悼式典に出席し、オスプレイ配備で揺れる沖縄も初訪問、基地などを視察した。去る12日、東京の日本外国特派員協会で行われた英語オンリーの会見では、常識とは180度異なる歴史観が炸裂した。 監督はまず、「広島、長崎に原爆が投下された翌年の1946年生まれ」と自己紹介した。「67年、68年にベトナム戦争に従軍し