"21世紀京都の名盤"は2001年以降にリリースされた「お薦めしたい」「名盤だと思う」音源を、アーティストや音楽関係者とピックアップし、情報をアーカイブ化していく連続企画だ。企画の狙いは"現在リアルタイムに活動しているアーティストが作り出した優れた作品"を、商業的な観点とは関係ない、純粋な作品性で評価する機会を作ることにある。 また、音源をアーカイブ化するだけでなく、ピックアップした音源について推薦者による対談を行い、推薦理由やその音源の時代背景について語り、記事として掲載していく(今後メンバーを変えて継続予定)。 京都では60年代にはフォークミュージックが、90年代には"京都系"と呼ばれたアーティストたちが注目を集めるなど、多彩な音楽が生まれてきたが、21世紀以降はエレクトロニカなど、いわゆるコンピューターを制作の中心とした音楽が重要な位置づけにある。第1回は、自身も京都を拠点に活動する