第92回アカデミー賞授賞式が2月10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が作品賞に輝いた。韓国映画が同賞を受賞するのは初めてとなる。 【写真】監督賞も受賞したポン・ジュノ監督/『パラサイト 半地下の家族』 文字通り「歴史が動いた」と感じた映画ファンも多いはず。ハリウッドの資本が一切入らない韓国映画が作品賞に加えて、監督賞、脚本賞、そして当然ながら国際長編映画賞も受賞し、映画界最大の祭典であるアカデミー賞に見事“寄生”したわけで、第92回にして訪れた歴史的快挙は、これからも多くの人々の記憶に残るはずだ。 投票権をもつ会員の大幅増に伴い、選択肢の幅がより広がったともいわれる近年のアカデミー賞。一方で、その投票システムにより“平均的に優れた作品”が選ばれる傾向も強かっただけに(だから『1917 命をかけた伝令』が本命だった
ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」が現地時間9日、「第92回 アカデミー賞」で作品賞を含む全4部門でトロフィーを手にした。注目が集まるなか、映画が「標準勤労契約書」を順守していたという点にもフォーカスがあたっている。 韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のキャスト、公開日、あらすじ 「標準勤労契約書」は労働現場で書面勤労契約の原則を拡散・定着させるために、勤労基準法 第17条に則って使用者と勤労者間で必ず交わす契約書だ。勤労基準法 第17条は使用者が勤労契約を締結する際に、勤労者に賃金・勤労時間などを明記する必要があり、勤労契約に関する事項が明記された書面を勤労者に交付することが義務付けられている。使用者がこれに違反すると、500万ウォン以下の罰金が科せられる。 ◇ソン・ガンホ「ポン・ジュノ監督は食事の時間を守った」 「標準勤労契約書」は一般の職種と異なり、劣悪な映画製作環
【ロサンゼルス=上塚真由】米映画界最高の栄誉とされる第92回アカデミー賞の発表・授賞式が9日(日本時間10日)、米ハリウッドのドルビーシアターで開かれた。韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)が作品賞を受賞。監督賞、脚本賞、国際長編映画賞にも輝く快挙となった。米アカデミー賞で韓国作品が受賞するのは初めて。また、英語作品以外で受賞するのも初めてとなった。 「パラサイト-」は、全員が無職で「半地下」に住む貧しい一家が、IT企業を経営する裕福な一家と出会ったことで、想像を絶する物語が展開する。韓国の格差社会をリアルかつ痛烈に描き、韓国で1千万人を動員した。 「パラサイト-」は全編韓国語ながら、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)だけでなく、作品賞、監督賞など計6部門で候補入りしていた。 主演男優賞には「ジョーカー」のホアキン・フェニックスさんが選ばれた。フェニックスさんは、米アカデ
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