流行語や新造語は、その時代の雰囲気や社会のあり方を微妙に反映するものではないかと思います。 今回、ソウルで久しぶりに生活を始めて、「クッポン」という言葉を時々聞くようになりました。「クッポン」って何だろうと思って調べてみると、「クッポン」とは「国」と「ヒロポン」(覚醒剤)を合わせた合成語でした。つまりヒロポン中毒のように陶酔的に韓国を自慢したり、優越的な感情を満足させる状況を批判する時に使われるようです。 どんな使い方をしているのでしょうか。 最近ですと、東京五輪をめぐり、黒人や中国人、日本人に対して排他的で差別的な言葉が韓国のネット上に溢れているという状況について、『朝鮮日報』は「顔が赤くなる『クッポン応援』」(8月2日付)と報じ、そうした応援を批判していました。韓国は素晴らしくて、他の国は駄目だという一種の「韓国至上主義」、「韓国ファースト」の考え方への批判です。 考えてみると、この言
このような現象に対して韓国歌謡界の関係者は変化したK-POPの地位を挙げる。2010年代以降、少女時代やBIGBANG(ビッグバン)などK-POPスターが、日本はもちろんアジアを越えて北米、欧州などでもファンダムを備えてワールドツアーを行い、特にBTS(防弾少年団)が世界最高の権威を認められるビルボードチャートのトップに立ってK-POPの地位も急上昇して状況が変わったということだ。ガオンチャートのキム・ジヌ首席委員は「アジア音楽市場の中心はもう日本ではなく韓国という認識が確固たるものになった」とし「韓国で活動すれば日本をはじめグローバル市場に進出することができるようになったが、日本で活動すれば日本以外では注目されにくい時代になった」と話した。大衆文化評論家のハ・ジェグン氏も「世界舞台を夢見る日本アーティストとしては韓国を足掛かりにしたい状況が作られた」と付け加えた。 両国の逆転した状況を端
死者・行方不明者14万人以上、被災者340万人以上に上った1923年9月1日の関東大震災。明後日は震災発生から98周年の日となる。関東地方一帯に壊滅的な被害をもたらした「マグニチュード7.9」の巨大地震は、日本の災害史に深く刻まれている。 発生時刻の午前11時58分と、昼時と重なったことから多くの火災が起きたことも被害をさらに拡大させた。火災で焼失した住宅は44万7000戸に上る。 地震の混乱の中で、「朝鮮人が暴動を起こした」、「井戸に毒を入れた」などとデマが飛び交い、民間人で組織された自警団が日本で生活していた朝鮮人を殺害する事件が起きた。「朝鮮人虐殺」と呼ばれるこの事件の正確な死者数は不明だ。 朝鮮人虐殺をめぐって、日本では、現在もなお、記憶を継承しようとする動きと、それを妨害しようとする動きが交錯している。 東京・墨田区の都立横綱町公園には1973年、朝鮮人犠牲者追悼碑が建てられた。
韓国の元朝鮮女子勤労挺身隊員や、いわゆる元徴用工による日本企業を相手取った損害賠償請求訴訟で、韓国司法の国際ルール無視が続いている。日本企業の子会社や取引先の韓国企業の資産も標的にする見境のなさで、日本など外資系企業が韓国と付き合うリスクを再認識させられた。文在寅(ムン・ジェイン)政権は日本の報復措置に脅え続けることになりそうだ。 韓国で2018年に三菱重工業を相手取った賠償請求訴訟に勝訴した原告弁護団は18日、三菱重工の韓国企業に対する債権の差し押さえと取り立てを裁判所が認めたと発表した。 差し押さえ対象となったのは、韓国企業「LSエムトロン」が三菱重工に支払わなければならないとされる代金約8億5000万ウォン(約8000万円)など。しかし、LSエムトロン側は、債権を保有しているのは三菱重工ではなく同社のグループ会社だと説明した。直接の関係を持たない日本企業が巻き込まれたことになり、韓国
アフガニスタン首都カブールで開かれたロヤ・ジルガ(国民大会議)で、高等教育方針について演説するタリバンの高等教育相代行、アブドゥル・バキ・ハッカニ氏(2021年8月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)の教育担当責任者は29日、女性が大学で学ぶことは許されるが、男女が同じ教室で授業を受けることは禁止するとの方針を明らかにした。 【写真】赤ちゃん膝に大学受験、医師目指すアフガン人女性(2018) 欧米が支援するアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)政権を崩壊させて今月中旬に権力を掌握したタリバンは、女子教育を禁じた1990年代のタリバンの統治との違いを強調し、厳格なイスラム法の解釈に基づきつつ女性の権利の発展を尊重すると約束している。 タリバンで高等教育相代行を務めるアブドゥル・バキ・ハッカニ
第79期名人戦七番勝負で初防衛を果たした渡辺明名人(37)に話を聞くオンライントークイベント「渡辺明名人に聞く!『名人戦の世界』」が29日、東京都内で開催された。全国の将棋ファン約300人が参加し、渡辺名人の話に聴き入った。 名人戦は、将棋界で最も歴史がある棋戦。「名人」の称号をかけ、名人と挑戦者が対局する。渡辺名人は昨年の第78期名人戦で初めて名人位を獲得。今年の第79期名人戦で初防衛し、7月に就位式を迎えた。 オンラインイベントでは、渡辺名人を10代の頃から取材してきた毎日新聞学芸部の山村英樹記者が聞き手となり、名人戦を巡る思い出や、さまざまな棋戦での体験談を披露した。2日制のタイトル戦では昨年以降、新型コロナウイルスの影響で、1日目終了後に関係者と食事をする機会がなくなったといい、「夜が長くなった。ずっと将棋のことを考えていなくてはならなくなった」などと対局者ならではの感想を話した。
春夏通算26回の甲子園出場、春1回、夏2回の優勝を果たした帝京高校の前田三夫監督(72)が、今夏を最後に勇退することを明らかにした。これまで対戦してきた都内の監督や、チームの卒業生らからは、東京の高校野球を牽引(けんいん)してきたことへの感謝の言葉が寄せられた。 関東第一の米沢貴光監督(46)は「何度もはね返された。大事なことを背中で教わった」。思い出すのは2007年夏、準決勝での降雨コールド負け。チームは「打倒帝京」を目標に戦ってきたが、試合が成立すると、「1年生は終わりたくなくて整列しなかった」。一方、帝京の選手は関東第一の選手をおもんばかって一切喜ぶそぶりを見せなかったという。「私ならガッツポーズしていた。野球以外のところで差があると気づかされた」。今夏の東東京代表、二松学舎大付の市原勝人監督(56)は「帝京は一生懸命追ってきた目標。まだまだ追いかけたかった」と惜しんだ。今夏の準決勝
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