来月1日で発生から100年となる関東大震災で起きた朝鮮人虐殺を巡り、在日朝鮮人や日本人の大学生たちが当時の状況を議論する集会やデモが21日、都内で開かれた。 この活動は「トルパプロジェクト」と名付けられ、在日朝鮮人2人と日本人2人の計4人が企画した。トルパは朝鮮語で「突破」という意味で、学生たちが自主的に考えて行動する思いを込めた。 実行委の一人、一橋大大学院2年の日本人女性(24)はゼミで朝鮮半島の歴史を学んでおり、実行委では虐殺を目撃した在日朝鮮人の遺族に話を聞くなどの活動をしているという。女性は「同世代の若者は、虐殺の歴史を知らない人も多い。一緒に歴史を学び、活動ができる仲間を増やすため、デモを一つの始まりとしたい」と述べた。