安間は1994年、沖縄生まれ。北谷中時代に全中で優勝すると、その後は福岡にある名門・中村学園女子、そして拓殖大学でプレーした。私は当時、関東の大学女子バスケをよく見に行っていたので、安間のプレーを記憶している。 「ひとりだけ、なんだか“アメリカ”がいるな」 絶妙なハンドリング、そしてシュートが女子では極めて珍しいワンハンドだったからだ。正直、カッコ良かった。 「カッコよかったですか? ありがとうございます(笑)。アメリカのバスケって、ドリブルひとつ取ってみても、独特のリズムがあるんですよね。それが染み込んだのかな。ワンハンドシュートはミニバス時代、週に2、3回は嘉手納基地の中でプレーしてたんです。アメリカの人はワンハンドじゃないですか。それを見てカッコいいなって思って、それからじゃないですかね。でも、中学時代もジャンプシュートはぜんぜん得意じゃなくて、全中優勝もディフェンスからのカット、フ