社会問題化しているインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷について裁判例や体験などを共有するサイト「TOMARIGI(トマリギ)」を、群馬県出身のウェブサービスクリエーター、関口舞さんらが立ち上げた。公開から約3カ月、徐々にユーザーに浸透しはじめ、被害に悩む人たちへの支援の広がりに期待がかかる。 面白法人カヤックと制作トマリギは、関口さんとIT企業「面白法人カヤック」(神奈川県鎌倉市)が共同制作。社会貢献活動として日本たばこ産業(JT)が協賛し、運営や資金面で支援している。 関口さんはこれまで写真共有アプリ、インスタグラムを使ったサービスを手掛けてきた。サイト立ち上げの動機は、関口さん自身への交流サイト(SNS)上での誹謗中傷だった。メディア露出をきっかけに容姿に対する悪口を繰り返し投稿された。関口さんは悩みながら、弁護士への相談など対応策を模索せざるを得なかった。 そのころ、SNSで誹謗中傷