ネットワーク仮想化などと同様、5Gで急速に注目が高まっている「オープンRAN」。基地局などの無線アクセスネットワーク(RAN)の仕様をオープンなものにして、異なるベンダーの機器を接続してネットワークを構築できる仕組みなのだが、なぜ今、RANのオープン化が必要とされているのだろうか。 インタフェース共通化で機器の選択に自由を 楽天モバイルが「完全仮想化」を打ち出して携帯電話事業に参入したこともあり、携帯電話のネットワークの機能を汎用(はんよう)のサーバとソフトウェア技術で実現する仮想化技術は比較的知られるようになってきた。だがここ最近、その仮想化と並んで携帯電話のネットワークに大きな変化をもたらしているのがオープン化、より具体的には基地局を主体に無線通信処理を担うRAN部分のオープン化である。 RANは一般的に端末との無線通信を担うRU(Radio Unit)と、無線信号を処理するDU(Di
![5Gで急激な盛り上がりを見せる「オープンRAN」とは一体何なのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7887627cc0148f2ee74a21cfc29306f62b2f4ae3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmobile%2Farticles%2F2204%2F21%2Fcover_news074.jpg)