近くの本屋に行ったら(本当は他の本を探しに行ったのだけれど)改装中で無秩序に本が積んであって、たまたま目に留まったので買ってみた。 サインシステムというのは平たく言えば駅などにある案内表示のことで、今では当然のように存在している営団地下鉄(東京メトロ)のそれを整備した本人による解説書がこれ。(案内表示のこと、というのはかなり乱暴な言い方で、本文中では、案内表示だけではなく建物の構造など環境全体をシステムとして捉えよと書いている) 博士論文がベースになっている本ということで、5500円もするのに難解で読めなかったらどうしようと思ったけど、読み易い本だった。しかも、工業デザイン、あるいはデザインそのものの基礎にも触れていて、お得感が高い。 私はそもそも物理的なタイピング速度が遅いし、vimやemacsといったイカしたエディタも操れないので、せめてこうやって知識を肥やしておかなければスーパーハッ