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ブックマーク / mtakano.hatenablog.com (9)

  • 子どもが欲しいとは思っていなかった - 言いたいことがなにもない

    子どもが欲しいとは思っていなかった。 子どもなんかいたら、自由で気ままな日々なんて望めない。好きなようにを読んで映画を見て、ゲームして、バンドをやって、好きなものをべて好きなところに住んで好きなように仕事がしたい。自分が誰かに受け入れられるとも思ってなかったし、別に一人でいいと思って生きていた。だから子ども、いやそもそも結婚自体が、僕には制約としか感じていなかった。 そんなことを考えていたのに、一転して今から約三年前に結婚し、すでに一歳半の娘がいる。そこに至るまでは長くなるので細かくは語らないが、端的に言うと、転職や震災といった経験を経て、ようやく僕には大切な両親や友達がいて、さらにはパートナーにも恵まれていたことに気づけた。一人で生きていくだなんてヒロイックな傲慢だと気づいたのだ。 娘が産まれるまでも大変で、例えばいざ産まれるという日、よりよって記録的な大雪が降り、あやうく産院に辿り

    子どもが欲しいとは思っていなかった - 言いたいことがなにもない
  • 肩の力を緩めてもらえるように - 言いたいことがなにもない

    ぼくらのクローゼットという媒体に寄稿した。どんな記事を書いたらいいだろうか、この内容、文章でよいのだろうかと、うんうん唸ったりずっと書き直しているうちに一ヶ月くらいかかった。かなり評判がよかったようで、当にホッとした。 子どもが欲しいとは思っていなかった - ぼくらのクローゼット でもやっぱり、幸せな人間の傲慢な記事だ、みたいな意見も数件あった。そういった感想がでることも予想していたので、僕が抱えているルサンチマン的なものも少し滲ませてみたけど、やはり伝わりきらなかった。 僕はずっと世の中が嫌いだったし、自分の狭い了見や信念と折り合いがつかない人とはひたすら交流を絶っていたし、電車に乗ったら全ての人が俺の悪口を言っているような気がしてひたすら下を向いていた時期だってあった。 そんな昔の自分がこの記事を読んだ時、唾を吐くようなものではないようにしよう、少しでも力んだ肩を緩めてもらえるような

    肩の力を緩めてもらえるように - 言いたいことがなにもない
    kk831
    kk831 2015/09/18
    すごくよくわかる
  • 娘の保育園の入園式だった - 言いたいことがなにもない

    今日は娘の保育園の入園式だった。午前休をもらって奥さんと一緒に出席した。入園式といっても、ほとんどは挨拶と明日からの慣らし保育にあたっての注意事項で、一時間経たないくらいで終了した。娘は保母さんに向かってニコニコと手を振っていた。 大体の保育園には、窓ガラスに可愛い動物の形の切り抜きが貼ってある。今まではいかにも保育園っぽいデザインだと思ってたけど、いざ自分が娘を預けるとなると、とにかく楽しい雰囲気で子供を迎えようとしてくれているんだな、ありがたいな、と見え方が変わった。 娘も産まれてから一年と少しが経ち、ついに保育園に行くのかと思うと感慨深い。大変だったけど、いつの間にか過ぎていった気がする。成長が早くて、一瞬一瞬が貴重だった。 奥さんの勤務時間の都合上、保育園に送るのは僕が、迎えに行くのは奥さんの役目だ。多分、奥さんが仕事に行くために家を出る時、保育園に預ける時の二回は大泣きするだろう

    娘の保育園の入園式だった - 言いたいことがなにもない
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    kk831 2015/04/06
  • 娘が歩いた日の話 - 言いたいことがなにもない

    友達と遅い新年会をするということで、朝から掃除をしていた。掃除機をかけていてふと振り返ると娘が笑いながら二歩三歩と歩き始めた。 一歩だけ足を出すことができるようになってから二週間が経過し、ついに記念すべき日がきた。 別の部屋で掃除をしていた奥さんもやってきて、二人で大騒ぎしながら拍手をした。拍手をされるほど嬉しくなるのか、数歩歩いてはぺたりと座り込んでしまうものの、それからまた何度も立ち上がって歩き出す。 人が初めて歩くときは、こんなにも一歩一歩が慎重で、そして一歩一歩を新鮮に、楽しく感じているものなんだなあ。ふるふる震えながら、自分のペースで一歩足を踏み出せる度に、嬉しそうに笑う。 そんな貴重な日に友達が家にやってきて、娘が歩く姿を見てもらえた。みんなの拍手をもらってまた一層大はしゃぎしながら何度も歩いてくれた。子育ては大変だけど、驚くことと嬉しいことの連続だ。 そして夕方からみんなで飲

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    kk831 2015/03/11
  • 娘が一歳になった - 言いたいことがなにもない

    2月15日、娘がめでたく一歳になった。 娘が産まれた日は、近年まれに見る大雪の日だった。 大雪の日の出産 - 言いたいことがなにもない 娘は奥さんの実家である群馬で一ヶ月を過ごした。毎週末、仕事が終わってから群馬に帰った。毎週群馬に行くのは疲れたけど、おかげで早いうちに子育ての大変さを知ることができたし、早くに父親の気持ちを実感できた。毎週来た方がいと言ってくれた奥さんに感謝している。 それから神奈川に帰ってくる日は大雨が降った。大雪に続いたものだから何か持ってるのかと心配したけど、それからは何の問題もない。元気によく笑う子供に育っている。ちなみに誕生日の今日は快晴だった。 群馬の実家では、奥さんの両親と世話をしていたけれど、神奈川では僕と奥さんだけで娘を育てることになる。赤ん坊は手がかかるし目を離せない。たった2人でこの娘を育てられるのか、不安でたまらなかった。外出もままならないから、毎

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    kk831 2015/02/17
  • 一人で立つ - 言いたいことがなにもない

    娘を連れて、初めて山梨に帰った。一番上の兄も4歳と2歳の二人の子供を連れて帰省していたので、両親も含めると都合8人で過ごした。正月から一週間以上経ったとはいえ、賑やかでおめでたい、再びの正月気分になった。真ん中の兄の一家も同じタイミングで帰省していたら、どれだけ賑やかだっただろう。 僕の親にとって、娘は5番目の孫になる。乱暴に平均してしまうと、3年に一回は孫を抱いている計算になる。そうすると手馴れたもので、人見知りが始まったように見える娘も、すぐに笑わせてしまった。 そんな風に親が三人の孫と一緒に遊んでいる様子を見ていたら、自分の幼かった頃が、そんなに遠くない昔のように思い出された。俺はこんな風に、たくさん可愛がって育ててもらったのだ。こうして自分に子供が産まれてやっと、いくつもの大事なことを思い出し始めている。 親が「70まで生きることを目標にしていたけど、また東京でオリンピックをやるこ

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    kk831 2015/01/14
    すごくわかる
  • 育児休暇の気持ちで家族でハワイ旅行に行った話 - 言いたいことがなにもない

    約7日間、奥さんと娘とハワイに行ってきた。 ハワイ旅行のキッカケは幾つかあった。奥さんが育休期間中に海外に行きたいと言った 今なら娘の飛行機代がかからない 奥さんの会社が入っている保険が契約しているハワイの保養施設が超格安で取れた 当初、僕自身はハワイに興味がなかったり、仕事で年末進行が見えている時期だったり、まだ生後9ヶ月の娘を海外に連れて行って無理させることが心配だ、といった気持ちから、あまり行きたくはなかった。でも保養施設が取れてしまったので、では仕方ないなと行くことに決めたのだ。そんな消極的な気持ちだった。 けれども次第に「ああこれは僕にとっての育休期間なのかも」と思うようになった。こういう機会でもないと、中々家族三人で一週間強ずっと過ごすことなんて出来ない。もちろん正月など長めの休みもある。でもその間は家族が丸々一緒かというとそうでもなく、どちらかが予定を入れることもある。また海

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  • 娘が産まれるまで - 言いたいことがなにもない

    子供が欲しいと思うまでが僕らは結構遅くて、いざ欲しいと思い始めてからは中々子供が出来なかった。ついに出来たかと思いきやただの体調不良だったりという日々が長く続いた。 だから、お医者さんから子供が出来たと言われた時には当に嬉しかった。それまでは正直、子供が出来た時に俺は素直に喜べるのだろうか、と悩んでいたくらいだった。 ずっと待ち望んでいたからだろうか、あの時の嬉しさは今までに感じたことのないものだった。仕事の打ち合わせの帰り、日比谷の地下鉄のホームを歩いている時、ふと「俺にも子供が出来たんだぜ‼」と全世界に向けて叫びたくなった。 叫びたいくらいだったのにも、きっと理由があった。まだ安定期に入ったわけではないから、流産になる可能性もある。一般的に、自然淘汰によって流産する可能性は15%もあるらしい。さらに僕らは高齢出産になるので、その確率はもう少し上がる。残酷な話だ。だから、安定期に入るま

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    kk831 2014/11/06
    すごくわかる
  • 自転車は行く - 言いたいことがなにもない

    早いもので娘も生まれてから八ヶ月半が過ぎた。今日は初めて、娘を抱っこ紐で抱えながら自転車に乗ってみた。結構快適に乗れた一方、娘が顔をグーンと後ろに思い切り反ってしまうので、抱っこ紐から落ちないか心配だったし、すれ違う人がなんだあれはとビックリしていた。いつか事故にならないように、対策を考えなければいけない。でも、顔を反らしながらも目をキラキラさせていた。これまで知らなかった速さで風景が通り過ぎていくのが新鮮だったんだろう。 ここ一、二ヶ月、土日のどちらか、もしくは両日奥さんに用事があって、僕が一日娘の面倒を見ていることが多かった。 だから休日を自分のために過ごすことがほとんどない。寝る前に少しを読むか、ジムに行っているくらいだ。あとは娘の世話か、家事をしている。 そんなこともあって、ここしばらくは自分自身が停滞してしまっている、世の中から取り残されていくように感じていた。知らず知らずのう

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    kk831
    kk831 2014/11/06
    「俺はいつかこの瞬間を思い出すのだろう」
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