2008年11月11日,C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2008の講演に登壇した米国インターネット・通信業界専門ジャーナリスト,リサーチャーの小池良次氏は,米国IT業界のクラウド・コンピューティングに関する動向を,「クラウド・アプリケーション」と「クラウド時代のハードウエア」の2つの視点から説明した(写真)。 「米国では今,マッシュアップの開発競争が激化している」(小池氏)。マッシュアップは提供元の異なるWebコンテンツを組み合わせて新しいサービスを作成したもの。例えば,企業ホームページのアクセス案内にGoogleマップが使われているのをよく見かけるが,これがマッシュアップの典型的な例である。個人がiGoogleやMyYahooに画像や動画を置いたサイトもマッシュアップであり,この個人向けマッシュアップが今米国で急増しているという。 小池氏は,米国でマッシュアップが急増している要因