「すっぱいブドウ」は本当か? 認知的不協和の脳活動を記録 -米国科学雑誌に論文を発表- 玉川大学脳科学研究所の出馬圭世研究員と松元健二准教授(グローバルCOEプログラム研究協力者)らは、「認知的不協和」として知られる、認知的な葛藤により食べ物の好みが変化することを、脳機能イメージング法(fMRI)を用い、世界で初めて実証しました。本研究成果は、米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)オンライン版に2010年12月6日(米国東部時間)に掲載されました。 本研究では、自分の好きな食べ物をあきらめた場合に、その食べ物に対する好みが変化するかどうかを、脳機能イメージング法(fMRI)を使って検討しました。その結果、自分の過去の行動は、質問紙における好みだけ