東京オリンピックのマラソンと競歩の会場の札幌移転を受けて、大会組織委員会の森会長が札幌を訪れ、伝統的に最終日に行われている男子マラソンは、ドーピング検査と選手の移動の関係から「閉会式の日に行うことは無理だ」と述べ、前倒しとなる見通しを示しました。 森会長は、これに先立って訪れた北海道庁で北海道の鈴木知事から札幌移転に関わる費用負担について、「不安の1つに経費がある。ボタンの掛け違いがないように」と確認を求められたのに対し、「IOCも『十分心得る』ということで話を進めている。北海道に迷惑をかけないようにしたい」と応じました。 森会長はこの会談の中で、最終日に計画されている男子マラソンは、ドーピング検査と選手の移動の関係から「閉会式の日に行うことは無理だ。さらに女子マラソンと男女の競歩も大きく日程が変わることになる」と述べ、会場の札幌移転によって、これまで伝統的に最終日に行われていた男子マラソ