スリランカ・コロンボ市内の売店で、サウジアラビア政府によるスリランカ人家政婦の斬首刑執行を伝える紙面(2013年1月10日撮影)。 【AFP=時事】サウジアラビアで9日、雇用主の赤ちゃんを殺害したとして有罪判決を受けたスリランカ人メイドの斬首刑が執行された。死刑執行の猶予を繰り返し求めていたスリランカ政府は激しく抗議している。 スリランカ人メイドの体内からクギ24本、サウジ雇用主の体罰か 処刑されたリザナ・ナシカ(Rizana Nafeek)元死刑囚は、事件が発生した2005年当時、まだ17歳だった。未成年の犯罪に対して死刑を科しているのはサウジアラビアのほか世界で2か国しかなく、処刑には各人権団体からも非難の声が上がっている。 国営サウジ通信(SPA)が伝えた同国内務省の声明によると、ナシカ元死刑囚は雇い主の女性と口論になった後、その子供を窒息死させた罪で死刑判決を受けた。 斬首