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ブックマーク / hajic.hatenadiary.org (10)

  • カンパネラの町並みがおかしい件 - はじめてのC お試し版

    ニコニコ動画でいくつかのアニメが1週間ずつ無料公開される仕組みが始まっている。数年前、無断で転載された動画にコメントをつけて遊んでいた人々には懐かしくもありがたい光景であろう。 あいにく、ニコニコ市場を見る限り、DVD売上にはあまり結びついていないようだが、来期以降も続けて貰えると個人的には嬉しい。過去の名作なども放映できないものだろうか。 以下では、そこでたまたま見た、『祝福のカンパネラ』というアニメ冒頭シーンにケチをつける。漫画にリアリズムを求めようという無理な因縁と承知した上で、アニメやゲームなどでしばしば見受けられるこの手の描写に対し、長らく抱いていた違和感をゲロする次第。誰かの後学になれば幸いである。 さて、カンパネラというのであればおそらくイタリア語、少なくともヨーロッパ西南部的な舞台設定だと思われたのだが、どうにも街の様子がおかしい。 1)無駄に広い道幅 道幅20メートルはあ

    kkobayashi
    kkobayashi 2010/08/28
    ロケハンさせたげてー/「だからカンパネラはダメなのだ」という話ではないんじゃないの。カンパネラの魅力はリアルな欧風ファンタジーにあるわけじゃないのだし。でも、リアルだったらもっと面白いかもね
  • true tears ☆☆☆ - はじめてのC お試し版

    僕の見渡す界隈、読み物系の人々が意外とこの作品を手に取っていないことは不思議で、また残念にも思える。これは明らかに我々の方を向いた作品で、だからこそ語る声が聞きたい。僕の視点から洩れた視界、それが見たい。 true tears vol.1 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2008/03/25メディア: DVD クリック: 162回この商品を含むブログ (114件) を見る 『さくらむすび』というゲームを知っている人もいるかもしれない。名作になり損ねた駄作だ。もしも、もしもそれが正しくコンダクトされればどうなるか、まざまざと見せて貰った。『true tears』、紛れもない傑作である。 キャラクターに思い入れを持ち、萌えるという現象は、ご存じの通り比較的容易く発生する。ただ、作品の描く世界それ自体が愛おしくなること、これは難しい。恐らく片手で数えられるほどの作品の

    true tears ☆☆☆ - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2009/04/08
    この感動はまさしくエロゲーと等質のものだったなあ。まさかアニメで味わえるとは思わなかった。
  • BPS:バトルプログラマーシラセが面白すぎる - はじめてのC お試し版

    ごめんなさい、僕この傑作見過ごしてました。しかも一昨日ニコニコで見ました。で、DVD注文しました。こんど敷居さんとこに届く予定です。実家に届いて両親に開けられたりすると立場がまずい。今でもまずいけどもっとまずい。 5年ほど前に放映されたシリーズで、凄腕のハッカーが電脳テロリスト相手に水戸黄門ばりの大活躍をする痛快娯楽作品なのですが、しかし、作品の魅力は天野美佐緒ちゃんです。美少女です。小学五年生の。 BPS バトルプログラマーシラセ ( DVD2枚組 ) 出版社/メーカー: スターチャイルド発売日: 2004/03/24メディア: DVD購入: 3人 クリック: 175回この商品を含むブログ (28件) を見る 美佐緒? 天野美佐緒? この名前を聞いて何か思い出す人もいるのでは。 そう、彼女はあの往年の偉大なトンチキ魔法ヒロインアニメ、『魔法少女プリティサミー』に登場した同名の少女にそっ

    BPS:バトルプログラマーシラセが面白すぎる - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2009/01/21
    BPSは名作だよねー。
  • 非処女ヒロイン騒動もろもろ - はじめてのC お試し版

    ナギ(かんなぎ) チョイワルイケメンと出来てた 騒動レベル ★★★★★ 作品休載 かんなぎ 1 (REX COMICS) 作者: 武梨えり出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2006/08/09メディア: コミック購入: 10人 クリック: 446回この商品を含むブログ (247件) を見る 『かんなぎ』のメインヒロイン?ナギ↑が非処女だったかどで騒ぎになり、心労のあまり?作者が無期限休載という事態。非処女ヒロインという設定(作中で非処女発覚)自体はこれまでも沢山あったが、特に『かんなぎ』においてここまでの騒動になったことは興味深い事実である。比較的低年齢層を対象にした漫画であったことは当然考慮されるべきながら、それだけで結論付けるのはつまらない。過去の騒動を想起し、データも挙げずに比較してみる。当然ながらネタバレの嵐。ご参考まで。 氷山一角(りびんぐゲーム) 故郷で同級生と寝ていた 騒動

    非処女ヒロイン騒動もろもろ - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2008/12/10
    イタズラなKISSで、入江くんが女に興味がないけど童貞じゃない、という設定を思い出した。作者は大変ですね
  •  京アニ技術カタログ - はじめてのC お試し版

    アニメが大嫌いなアニメーター友人とハルヒを見る*1。アニメの仕事が嫌で嫌で仕方ないものだからアニメを見ようとしない困った人である。OPのスカートの揺れ具合を見て「このテンポで揺らすことは普通しない」とかブツブツ始めたのを皮切りに13話の踏切のシーン、背景を走り去る自動車が無駄に右折する、とか、9話部室でお湯のみを真上から描いてる*2、とかそんなことばかりごちゃごちゃうるさい。結論として『ハルヒ』は京アニの技術カタログだ、という話らしい。 確かに例えば9話は素人の僕が見ても仕掛けだらけだし、あのOPが目に鮮やかなのは異論のないところだろう*3。12話のギターが大騒ぎになっていたのはもちろん、この手の話は枚挙に暇がない。考えてみればハルヒの物語自体は6話で終わってしまっているわけで、のこりの8話はおまけである。クールの半分以上をおまけにしてしまうという京アニの不埒ぶり。12話をいれたり9話を

     京アニ技術カタログ - はじめてのC お試し版
  •  ハルヒアニメ最終回 - はじめてのC お試し版

    ちょっとばかし駆け足すぎだったような気がする。12話らへんで無駄な時間(技術力自慢)を過ごしている暇があったのならこっちに回してくれたらよかったのに。もう少し間というか、考えるゆとりを持たせた構成にしてほしかった。ただでさえ目も当てられないくらいの”お約束”な結末なのだから、ただ見えたものだけを拾っていけば「ベタベタ」という感想が噴出するのは避けがたく(文字として提供された原作でさえも、そうだった)、また元々「すべてのことに意味がある」作品だけに、こうも追いかけるのが精一杯の展開速度では、提供される意味たちが受け取り手の能力を越える。 見ている側が「どうなってんのよ、何なのよ」について、少し立ち止まって悩む隙が欲しかった。時間平面の隙間にはさまっている行間を読むチャンス。それは実際極めてシンプルながらも、放映第2話から長々と敷かれた伏線だ。脚力はただものではない。また意識的に物語を二つ同

     ハルヒアニメ最終回 - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2006/07/04
    俺も無駄だと思った。12話をハルヒの成長と捉える向きには異論を表明したいです。違和感ばかりが残る話でした。
  •  涼宮ハルヒの憂鬱 感想 - はじめてのC お試し版

    俺はここ数日でかなり面白い目にあってたんだ。お前は知らないだろうけど、色んな奴らが実はお前を気にしている。世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。みんな、お前を特別な存在だと考えていて、実際そのように行動してた。お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでいたんだよ ハルヒという小説は「チープ」とか「ベタ過ぎる」とか色々言われていますし、実際いかにもありがちなラノベ的要素で構成され、もはや死滅寸前級の少年誌的結末に辿り着きます、それはもうベタベタな。けれど、僕はこの主張がある限り、作をそんな風に切り捨てるべきだとは思いません。 『涼宮ハルヒの憂』は、ケレンみたっぷりに色んな仕掛けをこらしながら、それを一人称の語り手に示し、そして「たいていのことは信じてしまえる性格を獲得」した彼が、ついに自らそれを証明するに及んで、あんなに大風呂敷だった物語は、見事に平凡に落着し、幸せな結末

     涼宮ハルヒの憂鬱 感想 - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2006/07/04
    いい文・・・と思ったらまたこの人か。どうもこの方の文章は俺の琴線に触れるようです。
  • はじめてのC お試し版 - after the Rain - -エロゲはなぜ神に近づくのか

    萌え理論Blogさん 4/22付け 「泣きゲにおける原罪としてのヒロイン」を読んで。 http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060422/p4 先日の「おたく神学」とも密接に絡む話なのですが、エロゲーを含む近年の日のおたく作品たちは、どういうわけか仏教化せずに、むしろ西洋の神、及びその存在を証明するために生み出された理論に近づいていっているように思えます。もちろん、味付けとして神道関係者・仏教関係者を登場させる物語はしばしば見受けられますが、その質的なところでは間違いなく神学に近い。エロゲーはある意味でおたく作品を最も先鋭的に代表している(だってこんなのは日にしか、そして我々の中心にしか存在しないし、できない)ものだと思いますから、ひとまずエロゲはなぜ、という題で考えてみましょう*1。 ここでは「エロゲーは肉欲を扱うが故に神学化せざるを得ない」という理屈を

    はじめてのC お試し版 - after the Rain - -エロゲはなぜ神に近づくのか
  •  ARIAの続き - はじめてのC お試し版

    引き続きARIAを読む。うーむこのそこはかとない胡散臭さ、違和感の正体は何だろう何だろうと思っていましたが、綿密な調査と思いつきによりそれは何と主人公であるところの灯里(あかり)さんであることが判明。こ、こいつ人じゃねえ。当に人造人間なのは彼女かもしれませんぞ。というか泣かないでしょうこの子は。泣かない女の子は信用できませんよ。ひぃ 冗談はともかく、彼女からは人格が、というよりも裏面が全く感じられません。人間である以上誰でも語っていることとその質には多かれ少なかれ常に齟齬があるわけなのですが、彼女の場合そこに全く乖離がない。彼女の語っていることは常にそのままの意味で私たちの前に現れ、ゆえに彼女という存在は私たちにとって世界の前提=真実そのもの。 そのおかげで、彼女を通してあの世界を覗き込む私たちは、常に灯里フィルターによる絶対的な安定性を留保され、あの街で起こるすべての事象が予定調和

     ARIAの続き - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2006/03/09
    俺がARIAに感じてた違和感の正体はこれか
  •  マブラブに思うⅡ - はじめてのC お試し版

    『君が望む永遠』の悲劇は愛情と憐憫を取り違えたところにあり、我々おたく少年たちの想像力過多と、にもかかわらずの他者性の欠如がその要因である。それは80年代から続く少年誌ラブコメの系譜のある側面での終着点であって、だからこそ「あの状況選択」は間違いであることを明確にした。すなわち「彼女を切ったら彼女は悲しむだろう」という不遜極まりない主人公=読者の思い上がりは、ラブという物語ジャンルのうわべを滑る言葉とはほど遠いものであって、結局あんな歴史的結末にしかたどり着けなかったことこそが、何よりの証拠としてそれを我々に語りかける。 その高慢。当に傷つくのは誰かを見つめようとしない臆病、それを受け入れる勇気の欠如、そして”彼女”という独立した他者存在(理解できないものとしてのあなた)の完全無視*1、そう言ったものをコメディという言葉で誤魔化していたラブ・コメは、その後半を削除するだけで簡単に破綻する

     マブラブに思うⅡ - はじめてのC お試し版
    kkobayashi
    kkobayashi 2006/03/09
    文章がすき。こんな文書いてみたいなあ。内容は普通だけど・・・
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