利益を追い続ける社会の中では、有益なものに時間を費やすことが正しく、利益に直結しないものは無駄であると言われがちである。しかし、一見すると「無駄」と言われてしまうものの中に、実は新しい発見や有益となり得る知識が存在するのではないだろうか。 多くの人が通り過ぎてしまう無駄知識の中に希少な価値を見出し、その分野を極めし方々に、人生を豊かにする「無駄知識」を紹介してもらう連載企画「至高の無駄知識」。今回は、会社員の傍ら、文筆家・書評家として活動する三宅香帆さんに、1980年代から2010年代の代表的な「OLマンガ」を読んでもらい、そこから見えた「働く女性のキャリア観の変化」をテーマに執筆いただいた。 一生「OL」でいることはマジョリティー? 「OL(オフィス・レディー)」という言葉が生まれたのは、1964年の東京五輪がきっかけだったらしい。*1それまで「BG(ビジネス・ガール)」と呼ばれていた一
「自分の仕事が好き」。心からそう言いきれる人は、どれくらいいるのだろうか? あるいは、どれくらいの人が「夢中になれる趣味」を持っているのだろうか? 賃金や名声のためではなく、人生を賭するライフワークとして仕事や趣味に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみだした「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、昆虫料理研究家の内山昭一さんだ。 ある日、トノサマバッタのおいしさを知ったことで昆虫食に開眼し、これまで100種類以上の虫料理をおいしくいただいてきた内山さん。昆虫料理の「レシピ本」をはじめ、関連の著作は多数。15年以上にわたり昆虫料理のイベントを開催し続けるなど、その活動は趣味の域を大きく超えている。食材としての昆虫に魅せられた、内山さんの生きざまに迫る。 ── 本日はご自宅での取材にご協力いた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く