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ブックマーク / hiko1985.hatenablog.com (24)

  • 星野源さん、”人見知り”を斬る - 青春ゾンビ

    人見知りだって言っちゃうことは、相手に僕人見知りなんで、なんか気を使って下さいって言ってるのと一緒だなって。それってすごい失礼だなと思って、失礼だし、何様なんだって思ったんです、自分が。だから、嫌われてもいいやって段々思えるようになってきて 星野源さん、テレビ放送で”人見知り”を斬る。2年くらい前にも雑誌で同様のことを書いていていた気がする。その時は確かもっと過激で、「人見知りなんです」と相手に言うのは、傷つかない為の予防線でしかない、オレもやめたから、早くお前らもやめろ、というような論調だった。今回は「これはあくまで僕の場合はですよ」と前置きをし、あくまで批判する対象を過去の”自分”に定めているのだけど、それこそただの予防線であり、建前でしかない。心は、全国の”人見知り”に対して、「お前ら考え改めろよ」と言ってくださっているのだ。黙ってはいられないではないか。 「人見知りなんです」とい

    星野源さん、”人見知り”を斬る - 青春ゾンビ
  • 福澤克雄『VIVANT』 - 青春ゾンビ

    TBSドラマ『VIVANT』がおおいに盛り上がっている。個人的には心の1になるような作品ではないけども、“テレビドラマ”というジャンルを愛好するものとしてはテレビが巻き起こす、この熱狂がとてもうれしい。実際のところ、おもしろいのだ。ツッコミどころ満載ながらも、莫大な予算感の壮大なスケールで黙らされてしまう。このおもしろさと支持のされ方の秘訣は、『VIVANT』に息づく “浦沢直樹”感ではないだろうか。『MASTERキートン』『MONSTER』『20世紀少年』・・・モチーフやルック、謎が謎を呼び伏線を回収していく筋運びなどがどこか似ていて、この国のエンターテインメントの中道とでも言うべき浦沢直樹作品との相似が、『VIVANT』の圧倒的な大衆性を支えているように思う。*1 登場人物たちが常にマージナルな立ち位置を貫いているのもおもしろい。乃木(堺雅人)は、野崎(阿部寛)は、ノーゴン・ベキ(役

    福澤克雄『VIVANT』 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2023/09/06
    福澤さんが定年になったらTBSドラマ班大変だ、若手が引き継ぐんだろうけど…
  • 『劇場版まーごめドキュメンタリーまーごめ180キロ』 - 青春ゾンビ

    『劇場版まーごめドキュメンタリーまーごめ180キロ』は傑作だ。不条理を支える研ぎ澄まされた言語センス、そして引用の多様さ的確さに、お笑いが新しい世代に突入していることを痛感させられる。2022/2/20(日)まで配信が延長されているとのことなので、ぜひとも視聴をオススメいたします。ここには間違いなく1500円以上の価値があるのです。 ここでは、“お笑い”であることを一旦無視して、ネタバレ全開で『劇場版まーごめドキュメンタリーまーごめ180キロ』を語ってみたい。原宿の喧騒の中に構えるワタナベエンターテイメント社前、大きな身体で所在なさげに佇む大鶴肥満から映画は始まる。大鶴肥満はワタナベの所属タレントであるマルシアの出待ちをしている。なんでも、彼はマルシアに“謝りたい”のだという。ここで、大鶴肥満の存在を知らない方のために記しておくと、大鶴肥満というのはママタルトというコンビのお笑い芸人であ

    『劇場版まーごめドキュメンタリーまーごめ180キロ』 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2022/02/15
    錦鯉、ランジャタイ、まーごめが中心の東京のお笑いライブシーン
  • ランジャタイという漫才師について - 青春ゾンビ

    ランジャタイ、そのコンビ名はおそらく「蘭奢待」に由来すると思われる。東大寺正倉院に収蔵されている香木で、それを嗅ぐ事のできるのは天下人の証と言われていた名宝である。なんというものをコンビ名に冠しているのだろう。彼らはお笑い界の天下を獲るつもりなのだ!!ネットで調べてみると、”ランジャタイ”という競走馬もいるようなので、そちらからの引用の可能性もなくはありません。 彼らの漫才のどこに痺れてしまったかというと、その圧倒的なイマジネーションの連なりである。ザリガニの”ザリちゃん”の話から始まり、授業参観の教室や野球場と場面が突如に転換されていく。その転換には何の脈絡もない。ボケの国崎の「授業参観来て」「野球しよう」といった一言だけでイメージをポーンと跳躍させながら、かけ離れた世界が確かに繋がっていってしまう。そこにはまるで創造主が手のひらで世界をもて遊ぶかのような強度がある。これは「イリュージョ

    ランジャタイという漫才師について - 青春ゾンビ
  • 『かまいたちの知らんけど』濱家が涙…スーパー・イズミヤへ最後の挨拶 - 青春ゾンビ

    MBS製作『かまいたちの知らんけど』の9月12日放送の特別編「37年間通ったスーパー イズミヤへ濱家最後の挨拶」が実に素晴らしい内容だった。関西圏外にはあまり馴染みのない番組かもしれないが、今はTVerという素晴らしいメディアがありますのでぜひチェックして欲しい。 かまいたちの濱家の生まれ育った大阪市東淀川区にある上新庄という町で、彼が生まれる前から営業している大型総合スーパーイズミヤ。濱家にとって、幼少時代から家族や友人との思い出の詰まった大切な場所だ。そのイズミヤ上新庄店がこの8月末をもって47年間の歴史に幕を閉じるという。濱家はイズミヤに感謝と別れを伝えるべくロケを敢行する。 ショックすぎる…。 フードコートのチョコマーブルアイス、世界一美味いポテト。 おもちゃ売り場、ジャンケンのゲーム機、初めてCD買ったお店、横の屋さん。 たまに開催されるガラガラ福引き。 服もも全部イズミヤで

    『かまいたちの知らんけど』濱家が涙…スーパー・イズミヤへ最後の挨拶 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2021/09/14
    最後まで読めない…涙。TVerで観よう
  • 『キングオブコント2020』空気階段の描く“恋と退屈” - 青春ゾンビ

    『キングオブコント2020』を終え、そのままTBSラジオ『空気階段の踊り場』の収録に臨んだ空気階段の2人。「いつもひとりぼっちだけども、ラジオを聞いて孤独を慰めた」というリスナーからの感謝のメールに鈴木もぐらが感極まり、お得意の口上から銀杏BOYZ「エンジェルベイビー」を流す。 どうして僕 いつもひとりなんだろ ここじゃないどこかへ行きたかった Hello my friend 君と僕は一生の友達さ そして、リスナー達に「お前たちひとりじゃないぜぇ」とメッセージを送る鈴木もぐら。人間の愚かさ醜さを笑い飛ばす空気階段、そのルーザー達に向ける眼差しの真摯さにいつも胸を撃たれてしまう。 彼らが『キングオブコント2020』で披露した2目のコントの登場人物は夜間の定時制の生徒たちだった。昼は働きながら学び、歩けば職務質問されるという彼らの人生は決してイージーなものではないのだろう。そんな社会との風通

    『キングオブコント2020』空気階段の描く“恋と退屈” - 青春ゾンビ
  • 最近のこと(2019/04/01〜) - 青春ゾンビ

    10連休ですね。もちろんうれしいのだけども、この"変わっていってしまう"感覚に精神が疲弊してしまっている。Robag WruhmeというドイツのテクノDJの「Venq Tolep」という曲の美しさに心を慰められています。平成から令和のまたぎのお祭り騒ぎにも、なんだかすごく寂しくなってしまった(SMAPもいないし)。令和になる瞬間は、テレビで爆笑問題の太田光の「れいわー」という叫び声を聞いた。実にバカバカしくて、どうでもいい感傷を無化してくれました。どうせなら平成について振り返ろうと思ったけども、膨大過ぎるというか、それはもうほとんど「わたしのすべて」であるということに気づいた。それでもノスタルジックな気持ちで、ポップカルチャー原体験を掘り返してみると、バーコードバトラーⅡとミニ四駆について辿り着いた。 平成のポップカルチャー個人史を振り返った時、『バーコードバドラーⅡ』が最初にある。機械に

    最近のこと(2019/04/01〜) - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2019/05/03
    「私立恵比寿中学の「スウィーテスト・多忙」という曲とMVがとにかく好きで、ずっと聞いています。佐藤優介(カメラ=万年筆)の編曲がばっちり。夕方に流れていたアニメを思い出します”」
  • ニンゲン観察バラエティ モニタリング『オードリー・春日俊彰のプロポーズ大作戦』 - 青春ゾンビ

    クミさん。 今までたくさんの手紙をもらってきたけど、今日はじめて手紙を書きます。 昨日、家にある数々の手紙を読みかえしてみました。春日の誕生日、バレンタイン、クリスマス、一ヶ月記念、一年記念、春日が入院したとき、M-1の日。そのどれもが春日に対する気持ちであふれ、体のことを心配してくれ、最後は必ず「また、来年も同じように祝いたい」で終わっていました。 すべての手紙に2人の将来に対してのたくさんの期待が詰まっていました。しかし年々、手紙の数は減っていき、最後の手紙は5年前のことでした。手紙に変わって「結婚のことはどう考えてるの?」というメールになりました。 不安にさせて、悲しくさせて、つらい思いをさせて、ごめんなさい。結婚している友達が多くいる集まりで話に入っていけず、台所で料理をさせるふりをさせてごめんなさい。結婚で何かが変わってしまうのが、怖かったんです。クミさんのことより、自分のことし

    ニンゲン観察バラエティ モニタリング『オードリー・春日俊彰のプロポーズ大作戦』 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2019/05/01
    いい記事
  • 『R-1グランプリ2019』岡野陽一のイノセンス - 青春ゾンビ

    2019年の『R-1グランプリ』の興奮もすっかり覚めやった中*1、敗者復活から勝ち上がった岡野陽一(元・巨匠)が披露した1のコントが頭にこびりついて離れない。それは「鶏肉をもう一度大空に飛ばしてやりたいんだ」という奇天烈な内容で、当然のように客席からはこの日1番の悲鳴が上がった。『水曜日のダウンタウン』がかもめんたるや野生爆弾くっきーを擁して「悲鳴-1グランプリ」を開催し、お笑いコンテストにおける観客の悲鳴を揶揄してみせたのには思わず快哉の声を上げてしまったものだが、岡野のコントへの"悲鳴"という反応はどこか正しいようにも感じた。何故ならあのコントには、わたしたちが目を背けているうしろめたさや違和感のようなものがゴロリと横たわっているからだ。わたしたちが当たり前のように口にする鶏肉は、かつて空を飛ぶ鳥だったという事実*2。「このチキンソテーって殺される前は空を飛んでいたんだよな・・・」そ

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  • 『オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 日本武道館』 - 青春ゾンビ

    たまらなく不安な夜には、いつもラジオが流れていた。ラジオはわたしたちの夜に忍びこむ。「さびしいのはおまえだけじゃない」と。武道館とライブビューイング会場に駆けつけたのは2万2千人のリトルトゥース。その1人1人にオードリーとの"夜"があるのだと想うと、それだけで胸は一杯になってしまう。しかし、そんな感傷に簡単には浸らせてはくれないのがオードリーだ。武道館という大舞台であろうと、特別なことはしない。「内輪ウケを全力でやりにきてます」と、いつも通りの"夜"を展開させるのだ。そんな照れ方こそが、オードリーなりのリスナーへの信頼で、愛情のように想える。 「早速だけど苦情言っていい?」と始まった最初のフリートークは、若林と春日の父親のイラストがプリントされた特注パーカーについて。カメラに映し出される白いパーカー、若林の父の頭上には"輪っか"が乗っている。「俺の親父が3年前に隠れたんだけどね」という番組

    『オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 日本武道館』 - 青春ゾンビ
  • 伊藤万理華×福島真希『はじまりか、』 - 青春ゾンビ

    昨年末に開催された個展「伊藤万理華の脳内博覧会」にて公開されたショートムービー『はじまりか、』がYouTube上で閲覧が可能となった。掛け値なしに素晴らしい8分30秒なのだ。伊藤万理華によるファンやメンバーに対するストレートな愛のメッセージをして*1、「彼女のファンには感涙ものだろう」という感想もわかるのだけども、この『はじまりか、』という作品はなにかもっとこう普遍的な魅力を兼ね添えていやしないだろうか。乃木坂46というグループにまったく興味がないという方にもぜひともご覧いただき、この感動を分かち合いたく思い、少しだけ言葉を添えたい。 まずは、伊藤万理華というアイドルのヒストリーを少しだけ記しておく。2011年の乃木坂46結成当時からのメンバーであり、2017年末をもってグループを卒業している。人気メンバーと言ってしまっていいと思うのだが、おそらく乃木坂46ファン以外には、顔と名前が一致し

    伊藤万理華×福島真希『はじまりか、』 - 青春ゾンビ
  • 水曜日のダウンタウン「フューチャークロちゃん」 - 青春ゾンビ

    昨年の12月27日に放送された『水曜日のダウンタウン・2時間SP』をご覧になっただろうか。あれを観ずして、2017年は終われないというような大作である。嘘ツイートをまき散らす実態を暴露した8月の「リアルクロちゃん」あたりまでは気軽に笑い飛ばせていたクロちゃん企画だが、10月の「寝たら起きない王決定戦」からは、胎動するベッドという衝撃映像をはじめ、人が”生きる”ということの哀しさのようなものが画面に自然と漏れ出していて、まったくもって目が離せないコンテンツに進化を遂げているのである。 必要以上のカロリーを貪っては、ジムで運動してエネルギーを燃焼、個室の飲店を予約し、人気スイーツを餌に女をくどく、夜中のデートはタクシー移動、缶チューハイで泥酔してすべてを忘れる・・・・クロちゃんが体現しているのは現代都市生活者のブルースだ。どうしたって孤独なクロちゃんはそういった逐一をSNSで実況するようにつ

    水曜日のダウンタウン「フューチャークロちゃん」 - 青春ゾンビ
  • 最近のこと(2017/11/27~) - 青春ゾンビ

    月半ばに体調を崩してしまい、11月はほとんどブログを更新できなかった。ブログを開始してかれこれ7年ほど経つのですが(驚)、ここまで書かなかったのは初めての経験で、ちょっと焦ってしまった。どう書けばいいのか、わからなくなるのだ。文章というものは、継続していないと、気力的にも技術的にもすぐに書けなくなっていく、そう実感した次第です。せっかくなので、病気の話でも書き記しておこう。最初は腹筋が痛む・・・という感じだったのだけども、翌日から右脇腹から背中にかけての強烈な違和感と駆け巡るような悪寒が止まらなくなる。しばらく放っておいたのだが、1週間経っても収まらないので、とりあえずネットで検索。なんでも、風邪以外での悪寒はやばいらしく、内臓の難病ばかりがヒットする。しかも、右側の内臓は違和感を覚えるころにはもう手遅れらしい。万が一だとは思いつつも、やはり最悪の想定というものはせずにはいられない。「めち

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  • 新しい地図『72時間ホンネテレビ』 - 青春ゾンビ

    毎日みんなで口にするのは「ああ あいつも来てればなぁ」って 当に僕も同感だよ それだけが残念でしょうがないよ スチャダラパー「彼方からの手紙」 そこに”いない”と感じるってことは、実はむちゃくちゃ”いる”ということなのだ。『72時間ホンネテレビ』は3人としてスタートを切る番組ではなく、どこまでも5(6)人を諦めない、という意志のように思えた。ちなみに、上に引用したスチャダラパーの「彼方からの手紙」という曲はこう締めくくられる。 ぼくはすべてを把握した ここにこなけりゃぼくは一生 わからずじまいで過ごしていたよ あんがい桃源郷なんてのは ここのことかなってちょっと思った 君もはやく来たらと思う それだけ書いて筆を置く まさに桃源郷のような3日間だった。もちろん、72時間の内、8割方は既存のテレビ番組の冴えない企画の焼き増しで、「地上波放送じゃできない」という謳い文句は決して適切ではない(地

    新しい地図『72時間ホンネテレビ』 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2017/11/06
    「さしておもしろくはない企画の数々が視聴に耐え得たのは、稲垣、草彅、香取の3人の心から番組を楽しんでいる、その活き活きとした表情に他ならない。」
  • ラジオ「ハライチ岩井 フリートーク集」の凄味 - 青春ゾンビ

    突然ですが、2017年にリリースされた音源のベスト1が決定いたしました。「ハライチ岩井 フリートーク集」である。「ハライチのラジオがおもしろい」というのは何度も目にする文言でしたが、すでに放送が開始されているラジオ番組を新規で聞き始めるというのは、かなりのリテラシーが求められる。ラジオ番組の特有のグルーヴというか、ルールのようなものを飲みこまねばならないからだ。その点において、この「ハライチ岩井 フリートーク集」は、まさに導入にうってつけなのである。番組内の岩井フリートークのみが編集され、トークをトラックで区切りタイトルで管理、更にはトップ画にタイムスケジュールまで記載してくれている。まるで1枚のアルバムを聞くようにして楽しめる。 1曲目の「電車」を試聴さえすれば、それ以降のトラックに耳をふさぐのは難しいだろう。岩井の淀みのない流暢な喋りとその声質の良さ、巧みな情景描写とオチに向けての緻密

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  • 水曜日のダウンタウン「寝たら起きない王決定戦」 - 青春ゾンビ

    2017年10月11日放送の『水曜日のダウンタウン』の衝撃から抜け出せないでいる。PUNPEEの『MODERN TIMES』発売記念バージョンのOPもグッときてしまうし、冒頭の新企画「リアルスラムドッグミリオネア」もギャラクシー賞候補間違いなし。企画の発想力もさることながら、「見ること」「聞くこと」の”不確かさ”を、重層的に問う構成に痺れた。しかし、その衝撃を吹き飛ばしたのが、「寝たら起きない王決定戦」でのクロちゃん(安田大サーカス)だ。クロちゃん回はいつも凄いが、今回はとびきりだった。あまりに観たことない映像のオンパレードである。泥酔したクロちゃんが眠りにつくまでの姿を収めたドキュメンタリーなのだけども、とにかくおぞましい。「ば、化け物・・・!」「こんな事って・・・」「大チャンス!」といちいち気の利いたコメントを残す仕掛け人小宮浩信(三四郎)の”かわい気”との対比も相まって、クロちゃんの

    水曜日のダウンタウン「寝たら起きない王決定戦」 - 青春ゾンビ
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    kkp5takeoff3 2017/10/16
    ↓本気で書いてるのか知らないけど「演技指導してるでしょ」ってコメントに笑ってしまった、あの立ち回りが全部演技だったらクロちゃんは日本一の名役者だ。
  • 最近のこと(2017/04/08~) - 青春ゾンビ

    数週分ほど「最近のこと」シリーズを書きそびれてしまった。プロ野球が開幕したもののヤクルトスワローズが弱かったり、大相撲の三月場所での稀勢の里優勝に興奮したり、銭湯サウナに傾倒してみたり、どついたるねんのメジャーデビューが決まったり、『ウディ・アレンの6つの危ない物語』がおもしろかったり、ゆるふわギャングのファーストアルバムがリリースされたり、色々あった気がする。ダイアンの漫才ライブDVD『DVDのダイちゃん~ベストネタセレクション』にも助けられた。 ダイアン 1st DVD/DVDのダイちゃん~ベストネタセレクション~ 出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント発売日: 2017/02/08メディア: DVDこの商品を含むブログを見る特典映像のロケ企画もずっと観ていられるおもしろさで、早くダイアンも全国区のテレビに躍り出て欲しい。朝ドラ『ひよっこ』は岡田恵和なので、一応継続

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  • 伊藤万理華(乃木坂46)個人PV 福島真希『伊藤まりかっと。』 - 青春ゾンビ

    髪を切るのは億劫だ。私の中で美容室もしくは床屋に行く、というのが”素敵な自分になること”とイコールで結びつかないからだろう。伸びすぎたから仕方なく切りに行く。それはもうほとんど排泄行為のようなものであって、お金を払ってかしこまってウンチをしているわけだから、完全に不条理の世界なのです。とりわけローティーンの頃などは自意識が捻じれ果てていたわけで、雑誌の切り抜きを持っていって「小池徹平くんみたいにしてください」なんてことは絶対に言えないし、カットに細かい注文をつけたりするなんていうのもありえない、鏡越しに美容師と目が合うのがたまらなく恥ずかしくて、寝たふりをする。すると、たいてい出来上がるのは切り過ぎた前髪、もしくは刈りあげられた襟足である。こういった思春期男子の床屋での葛藤を見事に掬い上げた作品として、Q.B.B.『中学生日記』、けらえいこ『あたしンち』2巻に収録されている「ユズヒコ床屋に

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  • 坂元裕二『カルテット』最終話 - 青春ゾンビ

    『カルテット』がついに終わってしまった。なんたる幸福な3ヵ月であったことだろうか。坂元裕二の最高傑作か否かという判断は観終えたばかりなので留保するが、間違いなく『それでも、生きてゆく』(2011)、『最高の離婚』(2013)という燦然と輝くマスターピースに肩を並べる作品の誕生である。坂元裕二への強烈な愛を叫びながらも、作家としてのピークはもう過ぎてしまったのではないだろうか、と密かに案じていた自身を恥じ、そして喜びたい。『カルテット』ではこれまでの得意技を更に研ぎ澄まし、時代の空気に適応しながら、新しい領域に果敢に突入している。坂元裕二はまだまだ我々の心をおおいに揺らし続けてくれることだろう。さて、最終話ということですが、物語としてのピークは9話で終えていて、まさにエピローグという印象。これまで鳴らしてきたいくつかのテーマを丁寧に再確認しながらも、”永遠に終わらない”という稀有な感覚を画面

    坂元裕二『カルテット』最終話 - 青春ゾンビ
  • 坂元裕二『カルテット』7話 - 青春ゾンビ

    素晴らしい!!6話ラストの怒涛の急展開をして、やはり『ファーゴ』なのか!?と盛り上がっているふりをしながらも、満島ひかりの「だいたい7話くらいで坂元さんは・・・ちょっとねぇ」という愚痴に共鳴している自分がいました。しかし、7話においても決しておかしな方向に舵を取らず、これまで積み上げてきたものを礎にしながら、物語が転がっていった事にホッと胸を撫でおろしております。物語の加速度はグングンと上がり、それらがカーチェイスアクションで発露されていく。めくるめくドライバーチェンジを積み重ねるカーアクションの連鎖(一体、この7話で何度の車の乗り下りがなされたのか)は出色の出来栄えだろう。6話、7話とすっかり蚊帳の外の男性陣もいい味を出している。倉庫に閉じ込められた別府(松田龍平)が通路に出した助けを求めるメモが無残にもひっくり返り、雪道でひっくり返っているピクニッククイズボードを家森(高橋一生)が拾う

    坂元裕二『カルテット』7話 - 青春ゾンビ