第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。 また直木賞に佐藤正午さんの「月の満ち欠け」が選ばれました。
第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。 また直木賞に佐藤正午さんの「月の満ち欠け」が選ばれました。
ノーベル文学賞や芥川賞、ブッカー賞などの受賞作品から「これは!」というものを選び、作家や翻訳家、書評家が全部読んだ上で実現した鼎談。おかげで積読山がさらに高くなる一方、わたしの偏見が解消された。 というのも、常々思っていた「芥川賞って新人賞なのに勘違いしている人いる?」が喝破されてたから。日本最高の文学賞みたいに考えてる粗忽者は少なからずいる(ただし、これ読んでる人は該当しないはず)。だが、芸術性の高い作品に与えられる賞だと考えていると、本書で足元をすくわれる。最近の傾向は変わってきているようだ。 普通なら、芥川賞は芸術性、直木賞はエンタメだと考えがちだが、東山彰良『流』をぶつけてくる。これは日本語で書かれてはいるけれど、日本になじみのない世界が描かれている。中国語を使ってポリフォニックな雰囲気を演出しつつ、言語的越境のような冒険が試みられているらしい。そういうものが平気な顔をして受賞して
ことしのノーベル文学賞に、アメリカのシンガーソングライターのボブ・ディラン氏が選ばれました。受賞者予想で毎年名前が挙がり、イギリス政府公認の「ブックメーカー」のことしの予想で2番人気となっていた世界的なベストセラー、村上春樹氏の受賞はなりませんでした。
若林宣 @t_wak うーん、今しがた mess-y.com/archives/25890 ←このエッセイについて「セックスヘイターが誤てる価値観で大衆を殴ることの問題性について書かれている」という絶賛に近い評価が流れてきたのだけれど、そうかなぁ。 2016-01-03 02:53:34 若林宣 @t_wak 規範化されたセックスのみを是とすることからくる「姓嫌悪」とそのおかしさというのは以前からしばしば言われてきたことで、そういう点で新鮮味はあまりないし、また、あらかじめ用意された結論にあわせて色々な物事を落とし込んでいるような、そんな気もしました。 2016-01-03 02:55:57
火花 作者: 又吉直樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/03/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (160件) を見るピースの又吉直樹が芥川賞を受賞したため、「お笑い芸人に賞を与えるなんて」という意見があちこちから出ています。 (個人的には、何度か仙台や山形でお会いしている東山彰良先生が『流』で直木賞を取ったことのほうが大きなトピックではあるが)流 作者: 東山彰良出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/05/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (115件) を見る 「報道ステーション」では古舘伊知郎が「芥川賞と本屋大賞の区分けが段々なくなってきた感じがするんですけどね」などと発言して物議をかもしていますし、はてな匿名ダイアリーでもこんな記事がありました。 文学は死んだ 火花が芥川賞を取った お笑い芸人の本だ。一時間で読了したがたいした感想もなかった。芸
ヨコギリ屋 @naoekmr 授業で鷗外の「舞姫」。学生にとっては高校教科書でおなじみだけど、今回は韓国からの交換留学生たちがいるので、説明していてとても面白い。 妊娠したパートナーを棄てて狂気に追い込んだ男の手記が、なぜ長年高校教科書に載り、教室で教えられ続けているのか。留学生のストレートな憤慨が心地よい。 ヨコギリ屋 @naoekmr @naoekmr 私自身は「舞姫」自体には感嘆するのだが、この作品を高校の授業で扱えるかどうかは疑問に感じる。 葛藤し苦悩する人間性の弱さにたいして共感や許容心を示すことが「正解」と教えられた日本人学生は、ストレートに正義感を示すことに躊躇してしまうように見える。その意味は重い。
1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/19(火) 22:46:11.016 ID:cVtbya9Q0.net 基本的には一作家につき一冊ね これだけ押さえておけばまぁ大きい顔してられるかなって十冊を選定した 読書の参考にしてみて 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/19(火) 22:46:50.239 ID:cVtbya9Q0.net 新潮文庫『眠れる美女』 著者 川端康成 表題作のほかに『片腕』『散りぬるを』を収録した中短編集 解説に著者の弟子三島由紀夫を迎えている豪華な文庫本 表題作は老人が様々な美少女と添い寝する様を描いた耽美もので解説者をして『文句なしの傑作』と言わしめる凄い作品 謂わば“芸術の域にまで高められた美少女博物館” 昨今のハーレムものを叩くにあたっては基礎教養として必読 そもそも美少女のたくさん出てくることが
連載はすべて終了いたしました。ご愛読どうもありがとうございました。 当連載を単行本化した『谷崎万華鏡 谷崎潤一郎マンガアンソロジー』が 好評発売中です。
桃太郎 昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 おばあさんが洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れて来ました。おばあさんは桃を持ち帰り、おじいさんと一緒に桃を真っ二つにしました。すると、中から赤ん坊が現れて、おぎゃあおぎゃあと泣きだしました。 桃から生まれたので桃太郎と名付けられた赤ん坊はすくすくと育ち、立派な青年になりました。そしてある日、おばあさんにこう言いました。 「へへっ、あんた歳の割にはいいカラダしてんじゃねえか」若い男はマサコの身体に抱きつくと着物の懐に手を差し入れた。 身をくねらせて抵抗するマサコ。しかしすでに齢六十を超えていたはずのその身体は、数十年ぶりに若い男に抱きしめられたことで胸の奥に、情欲の炎がちらりちらりと灯り始めていた。 「やめてっ! こんなところを夫に見られたら…
作家の谷崎潤一郎、詩人の西脇順三郎の2人が、少なくとも1958年から62年の間に4回にわたってノーベル文学賞の候補になっていたことが、同賞を選考するスウェーデン・アカデミーへの情報公開請求で分かった。 特に60年には谷崎は最終候補の5人に残っており、68年に川端康成が日本人初の同賞受賞を成し遂げる以前に、大きなチャンスがあったことが明らかになった。 選考資料は50年後に公開される決まりで、読売新聞が、1958~62年の資料を請求。62年分は今年に入って初めて開示された。 同賞は当時、各国のペンクラブや既受賞作家などの推薦で40~60人前後の候補を決め、その後、最終候補にまで絞り込んでいった。資料が開示された5年間のうち、谷崎と西脇は58年と60~62年の4回、川端も61、62年の2回、この候補に入った。日米の作家、研究者が推薦書を寄せていた。
1968年に日本人で初めてノーベル文学賞を受けた川端康成が、7年前の61年から候補者リストに入っていたことがスウェーデン・アカデミーに対する朝日新聞の情報公開請求でわかった。この年は56人の候補の中に、谷崎潤一郎、西脇順三郎と計3人の日本人の名前があった。 ノーベル賞は候補者の名前や選考過程は非公開だが、50年を過ぎると公開される。川端を推薦したのはアカデミーのメンバー、谷崎と西脇は日本ペンクラブの推薦だった。 選考資料には、川端の作品を講評する長いコメントがついている。「審美的で洗練された物語を見せる作家であることは誰が見ても明白だ。ヨーロッパの自然主義的な影響を受けた作品よりも、我々を真に魅了する。特に『千羽鶴』という小説に独特さが出ている」。ただし、「現在手に入る翻訳があまりに少なく判断することができない。従ってこの推薦は将来に先送りとする」と加えられていた。 谷崎と西脇は58年のリ
1月17日に選考会が行われた第146回芥川賞は、円城塔「道化師の蝶」と田中慎弥「共喰い」の2作が受賞した。 東京會舘で開かれた記者会見の席上、次回作に関する質問を受けた円城塔は、伊藤計劃の遺作となった未完の長編『屍者の帝国』を引き継ぎ、完成させる意向を明らかにした。 いわく、 「わたくしはデビューして今年で5年目になるんですけれど、ほぼ同時期にデビューして、3年前に亡くなった、伊藤計劃というたいへん力のある作家がいました。その伊藤計劃が残した冒頭30枚ほどの原稿があります。それを書き継ぐ----といっても、彼のように書くことは無理なんですが、自分なりに完成させるという仕事を、この3年間、ご家族の了承を得てやってきました。そろそろ終わりそうです。『なぜおまえが』という批判は当然あるでしょうが、次の仕事として、やらせていただければと思っています」 この会見は「ニコニコ生放送」で生中継されており
『道化師の蝶』で第146回芥川賞を受賞した円城塔氏は2012年1月17日、都内で記者会見に応じた。円城氏は、受賞後の初作品として2009年に亡くなった作家・伊藤計劃氏の未完作品を発表するという。 円城氏は記者から今後の活動について尋ねられると、 「ほぼ同時期にデビューして、3年前に亡くなった伊藤計劃が残した30枚ほどの原稿を書き継ぐというか、完結させるというのを(伊藤氏の)家族の了承を得てやってきた」と明かし、「なぜお前がという批判は当然あると思うが、次はそれをやらせていただきたい」と、伊藤氏の未完作品『屍者の帝国』を完成させることを明言した。円城氏にとって伊藤氏は「優れた書き手」であり、自身も「影響を受けた」という。 ◇関連サイト ・[ニコニコ生放送] 円城氏「伊藤計劃の遺した原稿を書き継ぐ」から視聴 - 会員登録が必要 http://live.nicovideo.jp/watch/lv
第146回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)と直木三十五賞(以下、直木賞)の選考会が17日あり、芥川賞は円城塔(えんじょう・とう)さんの「道化師の蝶」と田中慎弥(たなか・しんや)さんの「共喰い」、直木賞は葉室麟(はむろ・りん)さんの「蜩ノ記(ひぐらしのき)」に決定した。 【写真特集】芥川賞・直木賞の候補の顔ぶれ 円城さんは1972年北海道札幌市生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞および第137回芥川賞候補。「烏有此譚」で第32回野間文芸新人賞受賞。2011年第3回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。「これはペンです」が第145回芥川賞候補。円城さんの作品が候補作に挙がったのは3度目。 田中さんは1972年、山口県下関市生まれ。91年に山口県立下関中央工業高校を卒業。「冷たい水の羊」(2005年新潮
小説の技巧 作者: デイヴィッドロッジ,DaVid Lodge,柴田元幸,斎藤兆史出版社/メーカー: 白水社発売日: 1997/06/01メディア: 単行本購入: 24人 クリック: 328回この商品を含むブログ (57件) を見る書き出し まず物語の背景となる景色や街の外観を型通りに描写するところから、映画批評の用語で言えば舞台装置の設定から入る書き出し方がある。*1 いきなり会話の途中から入る手法。*2 語り手が自己紹介をして読者の注意を引くやり方。 自伝という伝統的な文学の形式を馬鹿にするところから入るやり方。 哲学的な回想から始まるもの。 最初の一文から登場人物を窮地に追い込んでいるもの。 多くの小説に見られる始まり方として、本題となる物語がいかにして明らかになったかを説明したり、それが架空の聴衆に向かって語られている様子を描く「外枠物語」を置く手法。 体験を語り始める様子が、名前
2011年09月24日 海外の長編小説ベスト100 Tweet 0コメント |2011年09月24日 10:30|書籍・読書|Editタグ :海外小説 >http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1316795517/ 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 81 :(dion軍):11/09/24 01:56 ID:8+EADceR0 季刊誌「考える人」2008年春号 特集「海外の長編小説ベスト100」 http://blog.livedoor.jp/ina1/archives/50471364.html 94 :(岩手県):11/09/24 01:59 ID:f8IR+Iyi0 >>81 それ全部読んだやつって、周りから相当にウザがられるって気がするw まあ、面白いけど 103 :(catv?):11/09/24
2007年03月07日00:15 カテゴリその内読みたい本の話 世界傑作文学100選 ガルシア・マルケス『百年の孤独』の紹介で世界の文学100に選ばれたというのがあり、他にどんなのがあるんだろうと気になって調べてみました。 そしたらこれが意外とやっかいで、正確にはノルウェー・ブック・クラブとかいう所が世界の著名な作家100人に10作品を挙げて投票してもらったものらしく、探し当てたリストも英文のみ…… 訳しました、訳しましたよ気合いと根性で。いや、グーグルとアマゾンの力を拝借して。 というわけて、続きにはそのリストと原文が載せてあります。 ちなみに後で自分が読みたくなった際便利なよう、訳した方は国別に分けてしまいました。順番とかは適当です。原文は著者名アルファベット順に並んでおりますが。 あと、数えると100冊以上ありますが、三部作だったりタイトルが違うけど上下巻みたいな本があるからみたいで
ぼくは、仙台で「せんだい文学塾」、山形で「小説家になろう講座」という二つの講座を受けています。どちらも、文芸評論家の池上冬樹先生がコーディネーターをつとめ、有名な作家や一流出版社の編集者を講師に迎えて、文章の書き方や読み方についてレクチャーする講座です。ここで教材として使われるテキストは、受講生から提出されたものを、講師との相性を考慮して池上先生が選考されます。 なので、この二つの講座を受講しているぼくは、ふつうの人に比べて「プロの水準に達していない文章」を読む機会は多いと思います。 そんなぼくですが、さすがに『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』レベルの文章にはなかなかお目にかかれません。語尾にやたら「〜した。」「〜だった。」が多い、主語と述語のつながりがおかしい、状況の説明ばかりで描写がちっともない、などダメ出ししたいポイントがあまりに目立ちすぎ、「
http://anond.hatelabo.jp/20100913002509 まぁ、小説書こうなんて奴は大抵の場合友達が少ない。 小学生の頃、中休みや昼休みに遊びの輪に入れず図書室に逃げ込んでいた。 そこで読んだ「十五少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソー」辺りが出発点だろう。大丈夫、俺もそうだ。 そして大方の場合、小学校~高校までははっきり言ってクソだっただろう。 グレたか孤独だったかの二択しかない。家庭科の授業と体育は大嫌いだ。大丈夫、俺もそうだ。 そんなわけで、自分の才能はどこにあるか小学生の俺は考えた。運動、論外だ。絵、話にならない。勉強、出来なくはないが一番には到底なれそうもない。そんな時、読書感想文コンテストが市の優良賞に選ばれた。そうか、俺の才能文章じゃね? そんな風にして小説を書き始めた。中学校一年生のときだ。 書きはじめてすぐにわかった、全然面白くない。 そもそも「書き
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く