肉ブームほど大々的ではないが、外食・中食の分野ではひそかにご当地グルメブームが盛り上がっている。店の名前に地名をつけることや、ファストフードの限定メニューにご当地グルメが取り上げられることが、ここ数年でかなり増えているのだ。 外食チェーンを運営するダイヤモンドダイニングが、2月17日に東京・浜松町にオープンしたのも、そうしたご当地グルメの店のひとつ。「博多天ぷら 水炊きおでん なかお」である。博多天ぷらとはどういうものかというと、主な特徴が、カウンターの客の目の前で天ぷらを揚げ、揚がるそばから1品1品提供していく、その提供の仕方にあるようだ。また、天つゆや大根おろし、漬け物などが食べ放題というスタイルも、特徴のひとつ。明太子や鶏肉、さば、ごぼうなど、天ぷらにする食材も関東と多少異なる。このような博多天ぷらの店は、関東にもじわじわと進出してきている。中でも、福岡で有名な「たかお」が2016年