16日、アフガニスタンの首都カブールの検問所に配置されたイスラム主義組織タリバンの戦闘員ら(AP=共同) 【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは17日、全てのアフガン人に恩赦を出し、これまで抑圧してきた女性も政府の枠組みに参加するよう促すと発表した。AP通信が伝えた。「包括的なイスラム政権」樹立への意欲を示し、融和を演出する狙いとみられる。治安維持にも注力し、事実上の統治を本格化させた。 【写真】7月、タリバン幹部と写真に納まる中国の王毅外相 タリバンは首都カブールを制圧した15日、女性の権利を尊重する方針を表明。2001年に崩壊した旧タリバン政権時代の圧政逆戻りへの懸念を払拭するアピールを始めた。緊張緩和を強調することで、国内外の支持を取り付けたい意向がありそうだ。