国内最大の古墳・大山(だいせん)古墳(仁徳陵古墳、全長約486メートル)=堺市=は造営時、全長525メートル以上だったことが分かった――。宮内庁がデジタル公開した「書陵部紀要」の中で、そんな研究論文を掲載した。 皇室伝来の資料や陵墓(天皇や皇族の墓)・陵墓参考地を管理する宮内庁書陵部には、歴史学や考古学の専門職員が配され、調査研究の成果は毎年刊行される「書陵部紀要」で公表されてきた。発行部数が限られ、とくに関心が高い陵墓の発掘調査や測量の報告は数年分が「陵墓関係論文集」にまとめられ、2010年までに計7冊が刊行された。 最新号には大山古墳の測量のほか、「卑弥呼の墓」との説もある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳で出土した埴輪(はにわ)や土器に含まれる砂の観察結果などが掲載されている。 大山古墳の内濠(うちぼり)測量を巡っては、音の反響によって水深を測る装置を船に搭載し、得られた水深のデータ

