ネットにおける情報発信という議論を見ていると、たまに「個人が趣味の延長で記事書くので十分だ」という主張に出会うことがあります。 そういった主張は、たとえば、「マスゴミは潰れろ」の延長線上だったり、「ネット広告で稼ぐのは無理だからあきらめろ」だったりが多い印象があります。 そういった主張を見る度に、「いや、それは危ないよ」と思うわけです。 個人だからこそ自由に振る舞えるメリットもあれば、個人だからこそ危ういデメリットもあるわけです。 個人だと誰も守ってくれない 個人としてネット上で活動しつつ、色々と取材に行ったり、各種調査をしたりという日々を5年ぐらい続けた感想としては、「個人は弱い」という当たり前な話が身にしみています。 個人は個人でしかないので、基本的に誰も守ってくれません(組織であれば必ず守ってくれるというわけでもありませんが)。 ネット上であれ、紙媒体であれ、不特定多数に向けて情報発