青少年が携帯電話を安全に利用できるよう、携帯電話各社が啓発活動に力を入れ始めた。NTTドコモがドラマ仕立ての映像教材などを作り、全国の教育機関に無料で配布する計画のほか、ソフトバンクモバイル、KDDI(au)も独自の啓発教材の提供を進めている。教材を通じ、学校での情報教育を側面支援することで、小中学校を中心に急速に広がりつつある“ケータイ”締め出しの動きを食い止めたい思惑がある。 NTTドコモが近く配布するのは児童・生徒向けのDVDと教員用の指導テキスト。DVDは「電子商取引のルール」、「個人情報の保護」など全8タイトルで、「子どもの発達段階に合わせて、自由に選べる構成となっているのが特徴」(NTTドコモ)だ。 子供同士で話し合い、携帯電話の使い方を学ぶ内容で、指導テキストには専門用語の解説も収録されている。小中高を含む全国の教育機関向けに、18日から配布受け付けを始めた。 昨