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ブックマーク / tlop.sblo.jp (26)

  • シンクロ概論3

    「音で撮る」と記録映像を撮影するカメラマンから聞いた事がある。例えばスピーチを撮影する際、ファインダーを見るのでなく、マイクで拾ったスピーチを聞き、文節が切れた所に合わせてパンやズームをするのだという。さらに音声トラックさえしっかり録ってあれば、映像は後から編集できるとも。 視覚情報は人の認知をねじ曲げることが出来る。見るという行為は、網膜に映る物理現象ではなく、脳で処理される心理現象でもあるからだ。認知のねじ曲げは錯視に見られる空間認知に留まらず、クレショフのモンタージュ実験に見られるように映像の解釈にまで及ぶ。適宜に編集された映像であれば、時間認知でさえもねじ曲げることは可能だろう。さらに時間的に連続した聴覚情報を載せれば、人はその映像を「リアルタイム」と認知するに違いない。 ニコマスダンスMADは正にこれである。さらに言えば、ダンスMADは音の連続性に依拠した疑似リアルタイム映像であ

    シンクロ概論3
    kmagami
    kmagami 2011/03/26
  • 太陽は如何に昇るのか

    音声:ドリ音P、映像:RidgerP 初めて太陽のあずささんを見た時は、そこで何が起きているのか分からず、ただリピートしてため息を漏らすだけでした。今回、ドリ音Pの人力により3度上ることとなった太陽ですが、映像は2度目の太陽と同じものです。初見時はやはり、初代太陽と同じく何が起きているのかさっぱり分からなかったのですが、何度もリピートしていくうちにようやく見えてきた部分があります。 これが全てではないでしょうが、メモ代わりに書きだしていこうと思う次第です。 ・視線誘導 この2分間。出だしと終わりのカットが以外は全て、「右から左への動き」が軸になります。視聴者はその流れに乗せられる形になります。 ここから ここもです このフィルムの動きからしてそうですね。 イントロには回転+ズームのシークエンスが入ります。これもまた人の目を引きつける仕掛けです。特に回転の強さは「わかむら回転寿司」でみなさん

    太陽は如何に昇るのか
    kmagami
    kmagami 2011/01/01
  • 静止画MAD

    静止画MADも独自の進化を続けていて、ニコマスと同様AEを使った作品も増えています。前年末に上がったこちらを見た方も多いはず。静止画MADを見たこと無いという方も、こちらを見て雰囲気をつかんでいただければ。 で、そんな静止画MADの生放送がありまして、 あなたが選ぶ静止画M@D大賞2008 こちらのマイリストと2009年の作品をピックアップして延々3時間20分。正直途中で飽きるかなと思っていたのですけど静止画MADも抜きが普通になっていて、AEどころか3Dまで導入されている作品があり全体的に表現力が上がっていまして最後まで楽しめました。ニコマス以上に素材が限られているので、いろいろな工夫もあって面白いです。以下、5つほどピックアップしてみました。 1 taku氏作品 「三月のノウサギ」という名義で動画を発表されています。星や矢印といったオブジェクトの使い方がおもしろいです。 2 soryu

    静止画MAD
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    kmagami 2010/01/30
    あなたが選ぶ静止画M@D大賞2008 こちらのマイリストと2009年の作品をピックアップして延々3時間20分。正直途中で飽きるかなと思っていたのですけど静止画MADも抜きが普通になっていて、AEどころか3Dまで導入され
  • やよいのこと

    介党鱈P 947daP deadblue238P 合作 シネMAD3で発表された今作品は、上質のジュブナイル小説として評価が高い。宇宙人が引っ越してくるという突拍子も無い事件を誰も気で信じない状況の中、千早の一人称で物語りは展開していく。 ここで上手いのは、千早が「常識人」として描かれていることだ。千早も最初はやよいが宇宙人であることを信じてはいない。が、千早はやよいが当に宇宙人である事知って驚き、彼女の周りに巻き起こる事件に慌てる。千早は読者が抱くであろう感情を代弁するのである。 読者は千早に感情移入して、やよいを客体化して見る事になる。千早一人称という構造上、自ら心情を吐露することはあっても、やよいの心証描写は一切無い。やよいに感情移入させるのは劇的効果を減らすし、そもそも天使の如き純真無垢な少女に我々は感情移入ができない。このやよいが客体化されるというこの構図は、どん底Pによる「

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    kmagami 2010/01/29
    やよいは難しい。
  • 3A07のこと

    (01/15)生存報告2018 (07/06)生存報告2017 (12/31)トップ (12/06)CHANGE!!!!とShine!! アニメアイドルマスターとアニメシンデレラガールズオープニング比較2 (12/04)Ready!!とStar!! アニメアイドルマスターとアニメシンデレラガールズオープニング比較1 (09/29)舞台の袖で見る夢は アイドルマスターミリオンライブDreamin!PVの事 (07/22)10th始末記 (06/18)アイマスPの見た映画ラブライブ! 感想 (05/03)新作動画についての文芸面的な記事 5/4加筆修正 (05/02)新作動画についてのニコマスP向けの技術記事 トップ by ブログ主 (04/08) トップ by にわかわいいp (04/08) トップ by ブログ主 (03/25) トップ by ナナシーノ (03/24) このブログについて

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    kmagami 2009/12/09
  • 違和感

    ユウシロウP作品 BPM合わせはダンスシンクロの基礎技術の一つだ。 だがBPM合わせをしただけではTunakM@sterのような奇跡でもない限り必ず「違和感」がでる。ダンスMADはこの違和感との戦いとも言える。 おっぺけP作品 カットを細かくし違和感を抑える「カットシンクロ」の最も洗練された例である。カットを消極的な手段でなく、積極的な武器にするおっぺけP。この習作はダンスMADの特徴といえる「身体性」を「感じる」以上に、「映像」として「見る」作品になっていると思う。 ユウシロウPの作品はカットが最小限で違和感が残っている。特に1:03辺りのHWGの振りは私は理解できなかった。が、打ち込みと違うバンドミュージックには揺らぎがあって、合わせれば合わせようとするほど、手をかければかけるほど逆に人為が目立って「違和感」になるのかもしれない。BPMに乗せるだけに止め、ずれたりぴったり合ったりする揺

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    kmagami 2009/10/27