「しゃべれる、食べれる」は、1980年代の前半、コンビニ(ミニストップ)のキャッチコピーとしてテレビCMで有名になった言葉ですね。 「日本語の乱れ」にうるさい人であれば、「ら抜き言葉だ、けしからん!」となるところでしょう。 でも、私は、これは非常に良くできたコピーだと思いますね。 だって、これを「しゃべれる、食べられる」としたら、途端に語呂が悪くなりますよね。 本来は「食べられる」だけど、「食べれる」でも意味が通じる、という日本語の柔軟さが、この名コピーを生んだわけです。 「あれ、ら抜きを正したら、『しゃべられる、食べられる』になるんじゃないの?」と思った方、いませんか? そう、これはちょっと勘違いしそうになります。 でも、「しゃべられる」って、不自然な感じがしませんか? 実は、この「しゃべられる」という表現には、「ら付け言葉」という呼び名が付いています。 「しゃべられる」という表現は、元