BYOD時代のスマートデバイス管理の“本命”として急浮上しているMAMとMCM。効率的な管理によりスマートデバイスの導入、とりわけBYODを成功させたいなら、MAMやMCMはベストの選択肢だ。中編ではこのうち、MAM(モバイルアプリケーション管理)ソリューションについて基礎から解説する。 スマートデバイス管理の“新本命”として、急速に注目が集まるMAM(モバイルアプリケーション管理)とMCM(モバイルコンテンツ管理)。特にBYODにおいては、プライバシーの問題から私物端末へのMDM(モバイルデバイス管理)の適用が難しいため、MAMやMCMが中核的役割を担っていくと見られる。MAMとMCMがBYODの本格普及を牽引するのだ。今回の中編では、このうちMAMについて具体的に紹介していこう。(前編<BYODソリューションに異変アリ――「私物端末にMDMは必要ない!」>はこちら) 2タイプに分類でき
BYOD時代のスマートデバイス管理の“本命”として急浮上しているMAMとMCM。効率的な管理によりスマートデバイスの導入、とりわけBYODを成功させたいなら、MAMやMCMはベストの選択肢だ。後編ではこのうち、MCM(モバイルコンテンツ管理)ソリューションについて解説する。 企業のIT部門にとって、BYODには「守り」と「攻め」の2つの側面があろう。「守り」とはいわゆるシャドーIT対策のこと。BYODを会社として認めていない日本企業は多いが、具体的な対策を取らなければ、結局は野放しの状態になる 一方、「攻め」とは、従業員の生産性向上などを狙い、会社としてBYODを積極的に活用していくことだ。 IT部門はこの両面からBYODを検討していく必要があるが、「守り」と「攻め」のどちらにも有効なのが「MCM(モバイルコンテンツ管理)」ソリューションである。 (前編はこちら)→ 『BYODソリューショ
BYODが本格普及しない原因は、実は従来型BYODソリューションの側にも求められる。私物端末をMDMで管理するとなると、プライバシーの問題に突き当たるからだ。しかし今、モバイルアプリケーション管理(MAM)やモバイルコンテンツ管理(MCM)といったBYOD時代にふさわしい新ソリューションが急浮上している。 「なぜデバイス全体を管理しないといけないのか?」 「なぜデバイス全体を管理しないといけないのか。データだけを管理すればいいのではないか。これは、新しい管理哲学である。私物端末の中にある企業データだけを管理するということだ」 ガートナー ジャパンが4月24日~26日に開催したイベント「ITインフラストラクチャ&データセンター サミット2013」――。同社リサーチディレクターのソン・チャン氏は、「企業におけるモバイル管理の最新動向 ~デバイスの多様化、BYODへの対応はどうあるべきか~」と題
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