少し前に放言した政治音痴の戯言http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20100412/1271074489の追記で「自由を擁護し、徹底しようという発想から生まれた政策が、いざ実行されるや、客観的には全体主義的な社会を作り出してしまう。ここのところが今ひとつ上手く呑み込めない」と書いたが、いかにも中途半端だったので、sumita-mさんから飛んできたトラックバック記事http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100416/1271390292にアーレントが参照されていたのにヒントを得て、少し続きを書いてみる。 かつて小泉元首相が、民間でできることは民間へ、と訴えたときに、私はその主張にそれほど否定的な印象を持たなかった。民間にゆだねるべきことに政府が口を出すことは好ましくないと考えていたからである。 しかし、教育基本法改正案(自民党案)が出