閣議に臨む(左から)菅義偉官房長官、橋本聖子五輪担当相、赤羽一嘉国交相、安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相、高市早苗総務相、河野太郎防衛相=7日午前、首相官邸(春名中撮影) 政府は7日、新型コロナウイルス対策の予備費支出を閣議決定した。6日までの調整では総額は1兆1257億円で、新型コロナの影響で業績が悪化した中小企業などを支援する「持続化給付金」事業に追加分9150億円を充てる。予備費使用に関し、7日午前に非公開の衆院予算委員会理事懇談会で、午後には参院予算委員会理事懇談会でそれぞれ説明する。 政府は今年度の第1次、第2次補正予算で、新型コロナ対策として計11兆5千億円の予備費を計上した。野党側は巨額予備費に関し、国会による支出のチェックが必要だと主張し、政府に説明を求めていた。