30年近くにわたって道内を走り続けてきたJR北海道のリゾート列車「ニセコエクスプレス」(3両編成)が引退することになり、29日と11月3、4日に函館線の札幌―蘭越間で最後の運行が行われる。 ニセコエクスプレスは、JR北が苗穂工場で初めて独自に製作した「キハ183系」の車両で、1988年に導入された。流線形のデザインが特徴で、主に札幌圏からスキーリゾート地のニセコへ乗客を運んだ。老朽化や交換部品の確保が難しくなり、引退が決まった。 最後の3日間は臨時列車として運行。各日とも札幌駅を午前7時57分に出発し、午後6時42分に同駅へ戻る。札幌―倶知安間は特急として走り、倶知安―蘭越間は快速として折り返し運転する。特急区間は全車指定席で、券は完売した。
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