仙台―柏 前半25分、ゴール前で柏DF・酒井にボールをクリアされる仙台・赤嶺(右から2人目)と梁勇基(右端)。手前は仙台・太田 ゴールが遠い。柏を上回るシュート9本を放ったが、決定的な場面は皆無に近かった。相手の守りを崩し切れず、「得点のにおいのする攻撃ができなかった」と梁勇基は振り返る。リーグ戦での連敗こそ2で止めたが、5試合連続無得点。なかなか攻撃の歯車がかみ合わない。 逆転勝ちしたヤマザキナビスコ・カップから中3日での再戦。勢いを持ち込みたかったが、今季4度目の対戦で手の内を知り尽くされていた。手数の少ないカウンター合戦になり、互いに見せ場をつくれなかった。 仙台は柏のサイドバックとサイドハーフの間のスペースを起点に攻め込もうとしたものの、相手も短期間で守備の弱点を修正していた。「そこで受けてFWに球を入れないといけない。前に押し上げられなかった」と梁勇基。カップ戦で豪快なミドル