担当の的野裕紀子さん(中)に近づくメジロドーベル(右)と当歳馬 名牝メジロドーベルは28歳になった今でも偉大な存在だ。早朝7時。北海道洞爺湖町にあるレイクヴィラファームで、メジロドーベルはリードホース(群れの精神的な存在、人間で言う保育士のような役割)として12組(24頭)の母子(子は早生まれの当歳馬)と一緒に放牧に出る。その姿には今でも走りの才能を感じさせるものがあるという。 「ダーッと走るんですけど、めちゃくちゃいい走りをしますよ。すごく柔らかい走り。横でひいているときでもすごく踏み込みがいいですし。たぶん私以外のどの人がひいてもすごい馬だとわるかと思います」と担当者の的野裕紀子さんは話す。阪神3歳牝馬S(現阪神JF)、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯連覇で、G1通算6勝の名牝。今でも北海道の広い大地で華麗な走りを見せている。 その姿を見つめる的野さんは実はメジロドーベルのライバル、
日曜札幌でデビュー予定のブレイクボーイ(牡、四位、父ハービンジャー)は名牝メジロドーベルの孫にあたる。 半姉は昨年のフラワーCを勝ったホウオウイクセル。母メジロオードリーは昨年、息を引き取った。藤田晋氏が昨年のセレクトセール1歳部門で5600万円(税抜き)で落札。20日の1週前追い切りでは武豊騎手を背に札幌芝コースで他厩舎の馬と併せ馬を行い、4ハロン54秒1-12秒3(馬なり)で軽快な脚さばきを披露した。鞍上は「乗り味のいい馬。馬体もいいし性格も前向き」と好感触。四位師も「ここまで慎重に乗り込んできました。乗り手の指示にすごく従順。ジョッキーもいい感じと言っている」と期待した。
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