元祖二刀流がレジェンドを直撃した。平地、障害レースの両方で活躍し、G1、障害重賞を予想する土曜日の紙面「競馬しようぜ!」でおなじみの元騎手の熊沢重文さん(56)が初の単独インタビューをした。いよいよ今週末に迫ってきた「第91回日本ダービー」でシュガークンに騎乗する武豊騎手(55)=栗東・フリー=にロングインタビュー。二刀流は前人未到のJRA通算4500勝を達成したレジェンドの胸の内をどう引き出したか―。
琴ノ若、しこ名「継続」か琴桜「継承」か 出世の原動力となった『約束』の大関昇進確実に【大相撲初場所】 2024年1月28日 20時00分 3場所連続の休場から復帰した一人横綱の照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が13勝2敗で並んだ東関脇琴ノ若(26)=佐渡ケ嶽=との優勝決定戦を制し、4場所ぶり9度目の優勝を果たした。琴ノ若は初優勝こそ逃したが、三役での直近3場所の合計は33勝。日本相撲協会審判部が大関昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。これまで理事会で昇進が見送られた例はなく、昇進が確実になった。31日の春場所(3月10日初日)番付編成会議で理事会を経て、正式に昇進が決まる。
ダイユウサクで大波乱の熊沢重文元騎手が『有馬記念』を大予想「枠順は大きな決め手」選び抜かれた5頭は…『中山大障害』も予想 2023年12月23日 12時04分 予想でも“二刀流”に挑戦―。平地、障害の両方のレースに騎乗する“二刀流”の騎手として、1991年のダイユウサクでの有馬記念、2012年にマーベラスカイザーでの中山大障害など、唯一、平地、障害の両方のG1レースを制し、11月に引退した元騎手の熊沢重文さん(55)が本紙で初めて予想に臨みます。もちろん予想するのは「第68回有馬記念」(G1・24日・中山・芝2500メートル)と「第146回中山大障害」(JG1・中山・23日・芝4100メートル)の2レース。有馬記念はシャフリヤール、中山大障害はマイネルグロンを本命に。両方のレースが分かる熊沢さんならではの分析をしてもらった。
熊沢重文騎手「トレセンの中の仕事には残りません」 傷めた頸椎が完治せず引退を決意 【競馬】 2023年10月30日 15時36分 中央競馬の偉大な”二刀流”がステッキを置く。熊沢重文騎手(55)=栗東・フリー=が11月11日付で引退することになった。以前から傷めている頸椎(けいつい)の状態が思わしくなく、医師から騎乗を止められ、引退を決断した。今後は未定だが、調教などの競馬の現場からは離れる見込み。 熊沢は「以前、けがをした頸椎(けいつい)が元通りにくっつかず、複数の病院で検査してもらったところ『普段の生活で転んでも、次は危ない』とのドクターストップを受けて決断しました。なのでトレセンの中の仕事には残りません。今後についてはまだ何も考えていません。長年の応援、ありがとうございました」と話した。 愛知県刈谷市出身。横山典や松永幹師と同期の競馬学校2期生として、1986年3月に栗東・内藤繁春厩
みんな大好き 北の富士さんの『熱海富士推し』に舞の海さん脱帽「さすがですよ」変化した貴景勝には「絶対苦言を」 2023年9月24日 19時37分 東前頭15枚目の熱海富士(21)=伊勢ケ浜=は優勝決定戦で大関貴景勝(27)=常盤山=に敗れ初優勝をのがしたが、NHKテレビで解説をつとめた元小結の舞の海秀平さん(55)は「優勝はのがしましたけれど、北の富士さんの見る目は、まちがってなかったですね。見る目はたしかでした。以前から高く、熱海富士を評価してましたからね。さすがですよ」と、中日スポーツ・東京中日スポーツのコラムでおなじみの元横綱・北の富士勝昭さん(81)の慧眼に脱帽した。 ネット上でも「北の富士さん」が話題になりX(旧ツイッター)では「北の富士さんが熱海富士の相撲が好きだといってたのもわかる気がしてきた」「熱海富士関が強くなったのがとてもつたわってきた秋場所でした。舞の海さんもふれてま
相撲界のオグリキャップになる! 日本相撲協会は春場所を対象にした新弟子検査を4日、東京・両国国技館で行い、33人が受検し全員が体格検査をパスした。笠松競馬の森島貴之騎手を父に持つ森島優(15)=岐阜県笠松町出身、追手風=は166センチ、102キロと小柄だが、「目標は大栄翔関です。強いしかっこいい。(身長は)これから伸びると信じています」と話した。しこ名はすでに「大馬翔」に決まっている。 実家は笠松競馬の施設内にあり、小学校4年生までは乗馬の経験もあった。手伝いで「馬のわらを運んだりしてた」と丈夫な体を培い、小5になると体重が80キロ近くに。「東海すもうクラブ」に入会した。体重調整が必要な父とは対照的に甘い物が大好き。最近は抹茶味のアイス、どら焼きにはまっている。
ユニコーンライオンが遠征する豪州のクイーンエリザベスSがJRAでもサイマル発売される。日本からの豪州遠征は2020年同競走のダノンプレミアム(3着)以来になる。 同じ豪州では2006年にメルボルンCでデルタブルース―ポップロックのワンツーが決まったり、リスグラシューが2019年にコックスプレートを制していて、実績を積み重ねていた遠征先だったが、その後は日本からの遠征がとんと減った。 豪州は「動物愛護」の旗印が、日本に比べて世間へ大きな影響力を持っている。2019年、引退競走馬の行く先について公共放送がリポートしたのをきっかけに、直接の攻撃対象となったフレミントン競馬場を中心に、競馬産業への風当たりが非常に強くなった。記者は豪州へ直接行ったことはないのだが、現地報道や公表されている施行規定、遠征経験者の話を総合すると、メルボルン近郊では主催者によってしばしば陣営の思惑を超えた理由で出走取消さ
G1で3勝のタイトルホルダーが生き返った。4角回って2番手からのマークは1馬身半の逃げ。鞍上横山和が手綱を放つと、センター返しの打球のごとく青々とした芝の上を真っすぐ伸びる。2番手争いの追い比べを尻目に独走8馬身。これが本来の姿。日経賞連覇を決めた。
昨年は4人のジョッキーが、その肩書を手にしたが今年も新たなGⅠジョッキーが誕生した。ファストフォースの団野騎手。多少手綱をしごいても騎乗姿勢は安定しているため、馬はすいすい進む。3コーナーまでは外めを走らせ、直線は内にあいているスペースを見つけると、素早く馬を動かした。雨の不利を感じさせない、まるでベテラン騎手のような騎乗だった。 2年前、10月1週目のフランス・パリには、凱旋門賞の騎乗とは関係なしに3人の若手が来ていた。坂井瑠星騎手、西村淳也騎手、そして団野大成騎手。海外留学経験のある坂井騎手、フランスで騎乗して勝ち星を挙げていた西村淳騎手に対して、団野騎手は慣れない外国に、坂井騎手に弟のようにくっついて、どこか初々しかった。それでも午前中は自厩舎のクロノジェネシスの調教を手伝い、午後はロンシャンやサンクルー競馬場へ。あの週は月曜から雨ばかり降っていたが、団野騎手は不良馬場をこなす欧州の
結びの一番で貴景勝が霧馬山のすくい投げに敗れ、3敗となった。私は2日前から流れは貴景勝にありと断言していたが、それからまさかの2連敗。これは私にとって信じられないほどの驚きである。 それも、負け方があまりにもひどい。10日目は明生に攻められ、苦し紛れの小手投げで辛勝したが、思い返すとあの頃から貴景勝の相撲に狂いが出てきたのだろうか。舞の海君が一昨日あたりから貴景勝の相撲に警鐘を鳴らしていたのが、この結果となったのは確かである。 私は11日目の負け方を見てもまだ楽観していたが、この日の相撲で私の見る目のなさにやっと気がついた。実に情けない。いったい何年、相撲を見てきたのか。自分を恥じるばかりである。まさか舞の海にしてやられるとは余計に情けない。解説者失格である。明日から、どの面下げて解説すれば良いのか面目ない限りであります。 これからは、解説はしても予想はしません。舞の海君のしてやったり、得
本日は昼食を抜いたので、放送中から腹が鳴っていました。帰宅してから、昨日にいただいた「うどんすき」を食べました。霜降りの仙台牛がドンと二枚も入っており、かなりの豪華版です。味も量も言うことなしでした。 それでは、10日目の相撲ですが、相撲場に入って豊昇龍の休場を知りました。霧馬山との対戦は、10日目きっての好取組だったので、がっくりです。体の半分、力が抜けました。これで4敗目となったので、今場所の優勝も昇進もなくなりました。4日目までの相撲を見た限りでは、優勝も大関も夢じゃないなと思わせましたが、5日目から相撲が一変。強引な取り口が目立ち始めました。悪い時は重なるもので、若元春の一番では、足まで痛めてしまいました。
予想外の結果となってしまい、私はペンを握ったままぼうぜん自失。何とか先ほどまで行われていた千秋楽の相撲を思い出そうとするのだが、細かい出来事が細切れ状態ではっきりと覚えていないのです。長い間、相撲を見てきているつもりだが、こんなことは初めてである。 とにかく大変なことが起きてしまったことは事実である。高安にとって、できれば阿炎だけは一番避けたかった相手である。それは昨日も私はそう書いていたと思う。輝との一番も突っ張られて苦戦しているが、阿炎の突っ張りは輝の比ではない。立ち合いから激しい突っ張りの応酬は手の長い阿炎が手数の多さでも圧倒し、気おされた高安が苦しまぎれに引くところを阿炎が一気に押し出した。
最高齢出走記録を更新し、記念写真に納まるヒカルアヤノヒメと(左から)馬主の三原公子さん、井上哲調教師ら=27日午後、愛知県弥富市の名古屋競馬場で 名古屋競馬場(愛知県弥富市)で二十七日、全国最高齢の現役競走馬ヒカルアヤノヒメが十八歳五カ月十七日でレースに挑み、国内の最高齢出走記録を塗り替えた。人間なら還暦を超える牝馬。失明寸前のけがなどを乗り越えての快挙に、ファンや関係者から「まさか」「心からうれしい」と感激の声が上がった。 「名古屋の至宝」などと横断幕が掲げられた競馬場は、歴史的な瞬間を一目見ようと普段の平日より多い人出があり、熱気に包まれた。二〇〇六年のデビュー以来、通算三百九戦目のアヤノ。一五年を最後に勝ち星から遠ざかるが、この日は十頭中、六番人気に。長寿祈願のお守りとして馬券を知人に配るため、大量に買う高齢男性もいた。
19日は敬老の日である。少しはのんびりさせてもらいたいものだ。北勝富士が若元春を素晴らしい相撲で全勝を守ったので、気分よく相撲を楽しもうとしていたのだが、国技館に大型台風が吹き荒れてしまった。今場所2度目の横綱、大関全滅となった。 照ノ富士と高安の一番は、お互いに力を出し尽くした好一番であった。照ノ富士は気迫を見せて積極的に攻めたが、高安も果敢に攻め返した。誠に激しい攻防は見応えがあった。こうなると根比べとなったが、業を煮やした照ノ富士が右足を飛ばし、蹴返しの奇襲。ひざの悪い力士がやる技ではないが、よほど苦しく、そして勝ちたかったのだろう。結局、足技が体勢を崩し、高安の押しに土俵を割った。あの蹴返しを無謀という見方もあるが、満身創痍(そうい)の照ノ富士の体調を考えると、私は責めることはできない。おそらく、これ以上負け続けても、千秋楽まで取り続けるだろう。
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