滋賀県立大(彦根市)を卒業した女性と父親が「西暦表記の卒業証書はキリスト教の暦を強制するもので、信教の自由を保障した憲法に違反する」として、大学などを相手取り、元号で再交付するよう求める訴訟を19日、東京地裁に起こした。 訴状によると親子は仏教と神道を信仰。3月に卒業した際、発行日と生年月日を西暦で書いた卒業証書を渡され、父親が元号表記で再交付するよう大学に頼んだが、断られた。 滋賀県立大は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
自分の妻をミニスカートで歩かせて男性にわざと盗撮させ、示談金名目で現金を脅し取ったとして、大阪府警曽根崎署は9月10日、恐喝などの容疑で茨木市太田、会社員、嵜村一郎容疑者(31)と妻のパート従業員、風吹容疑者(21)ら3人を逮捕したと発表した。 嵜村容疑者は「1年ほど前に妻が盗撮被害に遭って思いついた。これまで20回くらいやった。簡単に金が手に入り癖になった」と供述しているという。 逮捕容疑は7月6日午後、大阪市北区の家電量販店で風吹容疑者のスカート内を携帯電話で盗撮した男性会社員(29)を、近くで見張っていた嵜村容疑者が店外に連れ出し、頭突きをして示談金50万円を要求。その場で1万円を脅し取ったとしている。 警察によると、風吹容疑者は当時、ミニ丈のワンピースに白のハイヒール姿。しゃがんで商品を見ていた男性の近くを横切って、盗撮をあおっていた。男性は「横を向くときれいな足があって、思わず盗
鍵は「歴女」と「城ガール」 機運盛り上げにブロガーを募集 戦国時代に小田原を本拠地に関東一円を治めた北条氏にゆかりのある全国12市町で構成する「北条五代観光推進協議会」が、女性ならではの視点で「北条氏ゆかりの地」をブログなどでPRするコンテストを開催する。歴史や城郭巡りを趣味とする女性を指す「歴女」や「城ガール」が増えていることに着目したもので、「北条五代のNHK大河ドラマ化に向け、盛り上げていきたい」(同協議会)と意気込んでいる。(川上朝栄) 同協議会は平成13年に設立した北条早雲観光推進協議会を母体として全国5市町で平成23年に設立。現在、小田原市のほか、県内から箱根町や鎌倉市が参加、県外では静岡県伊豆市や沼津市、三島市など12市町が加盟している。13年当時からNHK大河ドラマ化を目指していたが、北条氏の歴代当主5人が約100年間にわたり、経済振興や文化振興に取り組むなど善政を行い「
小欄を含め各メディアで鋭い論評と分析を展開している、元民放プロデューサーの影山貴彦・同志社女子大教授(メディア論)に、最近話題のドラマやバラエティーなどを2回にわたり、チェックしてもらいました。前編は注目の「花子とアン」をはじめとしたドラマ編です。北川景子、松たか子の“亡霊”にめげず 当然とはいえ、自身のブログでも「ドラマを語るのには最低でも3話まで見ないと」と話す影山氏。7月クールは当初から「HERO」(フジ)、「昼顔・午後3時の恋人たち」(同)、「若者たち2014」(同)、「おやじの背中」(TBS)の4本に注目していたそうです。 「『HERO』は関東で視聴率20%、関西で16%ぐらいでしょうか。あえて小さなネタで勝負し、ヒューマンなところをクローズアップしている点に好感が持てますね。(キムタクの相手役の)北川景子も松たか子の“亡霊”を背に頑張っています。名作映画になぞらえただろう『昼顔
7月12日、快晴のユアテックスタジアム仙台(仙台市)。スタンドの一角を陣取った奈良クラブのサポーターの一人、笹田勝(50)=奈良県安堵町=は試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた瞬間のことを覚えていない。気がついたときに関西から駆けつけた約60人の仲間たちとともに涙を流し、大声で何かを叫んでいた。 天皇杯2回戦で、関西社会人リーグ所属のアマチュアチーム、奈良クラブ(奈良県代表)がJ1仙台を2-1で撃破。直訳すれば、≪巨人殺し≫。「ジャイアント・キリング」と呼ばれる大番狂わせを演じてみせたのだ。 日本のサッカー界はJ1を筆頭にJ2、J3、JFL、関西リーグなど全国9の地域リーグ(1部、2部)、各都道府県リーグというピラミッド構造になっており、5部相当の奈良クラブがJ1クラブを破ったのは、実に4カテゴリー越えの快挙ということになる。 クラブにとっても歴史的な1勝だ。1991年に奈良県リーグ所属
「本能寺の変」を越えて佳境に入ってきたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(総合、日曜午後8時)。主演の岡田准一(33)は歴史好きで知られ、本紙のインタビューに「本能寺の変に、黒幕として黒田官兵衛が関わっていた可能性があるのでは」と大胆な仮説を披露した。クランクインから約1年、自ら演じてみて再発見した歴史の“真実”とは-。(本間英士) 13日の放送で、織田信長が本能寺で明智光秀に討たれたことを知った官兵衛は、その凶事を踏まえて羽柴秀吉に「好機が訪れましたぞ」とささやいた。 「このセリフを言いたかったからこそ、僕はこのドラマに手を挙げた。ずっと『悪そうに言えれば』と思っていたので、演じられて悔いはありません」 好きな戦国武将として山県昌景(やまがたまさかげ)(武田信玄の重臣)、雑賀孫一(さいかまごいち)(一揆集団「雑賀衆」の頭領)といった渋めの名前を挙げる歴史通。昨年8月のクランクイン以来、「日本
世界有数の温泉都市・大分県別府市の市街地に、黒田如水軍と大友義統(よしむね)軍が戦った石垣原(いしがきばる)の古戦場跡が広がる。小高い実相寺山の西側にある児童公園に黒田如水本陣跡の碑が立つ。ここから2キロほど南の大分自動車道近くの山あいに大友義統の本陣跡がある。 慶長5(1600)年9月13日、両陣営の中間地点で激戦が展開され如水軍が勝利、同15日、義統は剃髪(ていはつ)して降伏した。奇(く)しくも美濃(岐阜県)の関ヶ原の合戦と同じ日であった。 勢いを得た如水軍は瞬(またた)く間に、西軍に属する諸城を落として九州の北半分を席巻。11月上旬、水俣(熊本県)付近で薩摩(鹿児島県)の島津をうかがう寸前に家康の命令が届き、進撃をやめた。 如水は、東軍と西軍の戦いは半年、一年は続くと見ていたらしい。が、皮肉にも息子・長政の調略で西軍の小早川秀秋が寝返り、一日で「関ヶ原」が終わった。 〈家康は関ヶ原の
津波被害が懸念される太平洋沿岸で整備が進む避難タワーの効果について、群馬大災害工学研究室(片田敏孝教授)が被害シミュレーションを行ったところ、避難タワーの設置で、かえって犠牲者数が増えるケースのあることが28日、分かった。特に標高の低い沿岸部にその特徴が顕著だといい、片田教授は「避難タワーは耐久性、高さともに安全性に限界があるが、住宅地に近いため誘導効果をもちやすい。想定以上の津波が来た場合、相当の犠牲者を生む危険性がある」と警告している。 避難する住民が居住地に近い避難タワーを選択した場合、高台と反対の海岸方向に逃げるケースが生じるためで、片田教授は「避難の基本はあくまで標高の高い高台へ迅速に向かうこと」と強調している。 避難タワーは、高層ビルや高台が少ない地域で、「人工の高台」として国が推奨し、沿岸部の自治体で設置が進められている。しかし、設置の安全基準はなく、各地域の事情に応じて設置
東日本大震災の津波などによる危険な公務で犠牲となった公務員に適用される補償制度「特殊公務災害」が却下の末、逆転認定される例が相次いでいる。一方で、津波で家族を失った遺族が行政などを相手に法廷に立つ姿も目立つ。これら遺族の共有する思いは「お金じゃない」。行政などへの不信が渦巻く中、残された者が心の整理をつけるために、必要なものは何か。 今月12日、震災時に避難を呼びかける広報活動中に津波で亡くなった仙台市職員、大友純平さん=当時(38)=に、特殊公務災害が認められたことが分かった。請求を退けた過去2回の判断が取り消された。 先月30日には、宮城県南三陸町の防災対策庁舎で犠牲になった町職員31人に、特殊公務災害が逆転認定されたことが公表された。 佐藤仁(じん)町長(62)はその際、「遺族の悲しみが癒えるわけではないが、多くの職員が認定され、うれしい」と述べた。遺族の女性はその言葉で、複雑な思い
世界的に大ヒット中のディズニーアニメ「アナと雪の女王」の良さが分からないと嘆いた夫に妻が怒り、結婚6年にして離婚に陥った夫婦が日本にいると欧米メディアが相次いで報じ、大きな話題となっている。 4日付英紙インディペンデントやニューヨーク・デーリー・ニューズ(いずれも電子版)などは、結婚生活の悩みなどを打ち明ける日本のサイト「既婚者の墓場」の5月18日の投稿を引用。 それによると、31歳の夫(サラリーマンで年収800万プラス家賃収入など300万)が、何度も映画館に足を運ぶ妻(29歳)について「最近流行のディズニー映画に妻はハマりました。何の気なしにそんなに面白い?、と聞いたら、この作品の良さがわからないなんて人として欠陥品だ!、とあーだこーだと理由を並べられ、揚げ句に離婚だ!と言われ飛び出して行きました」と告白。 さらに「私としては離婚したくない半面、好きな物が異なるくらいでで百曼陀羅言いたい
京都府八幡市の「乗馬クラブクレイン京都」に「あっかんべー」をする馬がいる。19歳のサラブレッド、マサイ。人間に換算すると70歳に相当する“おじいさん馬”だが、「あっかんべー」と声をかけるとペロリと舌を出し、「愛らしい姿に癒やされる」とクラブのアイドル的な存在になっている。 平成18年ごろに、おやつを食べる際に舌を少し出すことに気づいたクラブ会員が、おやつのたびに「あっかんべー」と、声をかけるようになったのがきっかけという。今では、名前を呼ぶだけで振り向きざまに舌を出すこともあるという。 北海道で生まれ、8年、2歳の時に競走馬「ナリタトウショウ」として東京競馬場でデビューを果たした。しかし、デビュー当日のスタート直前、暴れて蹴り上げた足がゲートに当たり負傷。結局、その後一度もレースに出ることができぬまま、14年に同乗馬クラブに引き取られた。 おとなしいが頭が良く、クラブの先生と生徒もしっかり
137年前の西南戦争で敗北、切腹した西郷隆盛の首を発見した当時の官軍の将校が書いた「履歴書」が、金沢市の実家から発見された。その具体的な記述から、鹿児島市の南洲墓地に眠る「西郷の首」は本物であることが明らかになった。 「西郷の首」は明治10年9月の西南戦争の鹿児島・城山の戦いで、西郷が切腹した後に、官軍の将校によって発見、官軍の指揮官だった山県有朋らによって確認され、胴体とともに鹿児島史の西郷南洲墓地に埋葬されたとされていた。しかし、一部には未発見説、偽物説があり、西郷自身の生存説も流布された。 今回、発見されたのは、当時、金沢の陸軍歩兵第7連隊の中尉だった千田登文(せんだのりふみ)が大正の末から昭和の初期にかけて、陸軍に提出するために書いた「履歴書」。その中に「西郷ノ首ナキヲ以テ、登文ニ探索ヲ命ゼラル」「探索ヲナシタルニ、果シテ門脇ノ小溝ニ埋メアルヲ発見シ、登文、首ヲ●(もたら)シテ、浄
旅館の女湯が廊下から丸見えになっていたため精神的苦痛を受けたとして、大阪府内の30代の独身女性と50代の母親が、「関西の奥座敷」として知られる武田尾(たけだお)温泉の老舗温泉旅館(兵庫県西宮市)に対し、慰謝料など約200万円の損害賠償を求め、神戸地裁尼崎支部に提訴していたことが20日、分かった。女性らは「盗撮され、インターネットに掲載される恐れもあった。宿泊者に対する義務違反が著しい」と主張している。30分、女性の入浴姿がさらされ 訴状などによると、女性らは昨年8月、家族3人で旅館に1泊予定で訪問。女性と母親が内湯の女湯に午後3時ごろから約30分間、入った。入浴後、女湯の向かいの廊下に歩いて渡ったところ、女湯のガラス窓の外に掛けてあったすだれが外されており、女湯の中が廊下から丸見えになっていたことに気付いたという。 女性らの指摘に対し、旅館側は謝罪として宿泊費から1万円値引きすることを申し
2度の落馬事故で死のふちをさまよい、後遺症の高次脳機能障害と闘っている元JRA騎手、常石勝義さん(36)=滋賀県草津市=が、2020年に開かれる東京パラリンピックへの出場を目指し、馬術競技の訓練に励んでいる。左半身をうまく動かせないハンディなど深刻な現状に向き合う中、見えてきた新たなチャンス。「もう一度、大好きな馬と大舞台に立つ」と意気込んでいる。 常石さんは平成25年のJRA最多勝騎手となった福永祐一騎手の同期で、8年3月のデビュー。順調に勝ち星を伸ばしたが、同年8月に落馬事故に遭った。 リハビリを続ける自分を尻目に、同期生たちがレースで勝ち上がっていく。それがバネになった。当初、周囲から「復帰は無理」と言われたが、半年後の翌9年に復帰を果たすと、同年には重賞レースで優勝。より落馬のリスクが高い障害レースにも挑戦し、障害のG1でも優勝した。 ところが、再び悲劇が襲う。16年8月、またもや
9月28日の放送で完結したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。東日本大震災に見舞われた東北・岩手の「北三陸」を主な舞台にした物語は幅広い支持を集め、社会現象にもなった。原作と脚本を担当した宮藤官九郎さん(43)に、ドラマに込めた思いを聞いた。(三品貴志) 「(震災で)登場人物の誰かが亡くなるという描き方もあったと思う。でも、やらなかった。スタッフとさんざん話し合って、悩んだ末の結論。これ以外ないと思ったけれど、不安でした」 9月初旬の第23週から、平成23年に起きた東日本大震災と、その後を描いた。視聴者もやがて訪れる「悲劇」を知り、予感していた展開だけに、重圧も大きかったようだ。 震災当日、東京で翌日のライブの準備をしていた主人公、アキ(能年玲奈)らは、被害を伝えるテレビを呆然(ぼうぜん)と見つめる。一方、アキの親友、ユイ(橋本愛)は「北鉄」のトンネル内で被災。その外に出た瞬間、故郷の惨状
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