◆目を疑う記述◆ 先月16日に発売された岩崎夏海・稲田豊史 著「ゲームの歴史1」に目を疑うような記述が存在することが判明した。 それは第6章 ファミコンの誕生と『スーパーマリオ』革命と題された章の以下の部分である。 ファミコンの外装は白と赤(えんじ色)のプラスチックでしたが、これはプラスチックの中で最も価格の安かったのが、この2色だったからです。 こ、これは……!? もはやファミコン考古学会では「真実でない」ことが判明している「プラスチック安価説」じゃないすか。まさか、こんなところでお目にかかるとは! ファミコンがいかに高性能で安価だったかという説明をするのに、これ以上ないエピソードだと思って採用してしまったのかどうかはわからないが、ちょっと検索すればこの説がデマだということなどすぐわかるようなもの……。今からそれを解説していこう。 ◆プラスチック安価説とは?◆ そもそもこのプラスチック安
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