初めに断っておきたいのですが自分としては「ＣＰＵのみとの対戦や、対人戦を想定していないコンピューターゲーム」は本質的にはゲームではないと思っています。あと正直広い意味では対人戦を想定していてもレースゲームや音楽ゲーム、パズルゲームなどの、要するに単に技術的な成績を比べあうだけのものも本質的にはゲームではないと思っています。 性質から言って1人だけのプレイヤーで完結するゲームというのはクロスワードやルービックキューブといったパズルに近いんじゃないかと思います。自分はパズルと表現しましたがどっかのゲームクリエイターさんは「おもちゃ」と表現してしましたね。 などなど、同じRPGでもTRPGは本質的にゲームらしいゲームじゃないでしょうか。単純に勝敗だけで喜ぶというのはあまり好きでは有りませんね。他人との勝敗だけを気にするというのは、ゲームというよりは競技のほうが正確ですね。 もっと言えば、不

プロフィールバックナンバー「チェスでは大会が１週間続くこともある。実力があっても、体力がないと後半までもちません」＝池田良撮影 　今回はいつもと違う雰囲気で、チェスの王者を紹介します。０６年アジア大会で正式種目になった「頭脳スポーツ」のアスリートです。 　　　◇ 　――０６年ドーハ・アジア大会に「スポーツ選手」として出場した感じはどうでしたか。 　ほかの種目と一緒に大会に参加するという経験がなかったので不思議な感じでした。空手や体操の選手と仲良くなって、とてもリラックスできた。ボクシングの選手とチェスで対戦もしましたし。 　――簡単に勝った？ 　いや、結構強かったですよ。ほかの人も声をかけてきてくれて、ああいう場では交流しやすい競技だと思いましたね。 　――スポーツになりましたね。 　なった、というよりも、海外ではチェスはスポーツだという認識は非常に一般的なんです。日本ではかなり低いけど。