新ガイドラインで販売方法の見直しは必至か、実態は規制の強化に ソフトバンクは新規のユーザーを獲得しやすく、ユーザーもお得に端末を購入できて満足、しかも競争環境が著しくゆがんでしまうこともない――こう考えると、三方由(さんぽうよし)の仕組みにも思えてくる。スマホの販売数が落ち込む中、需要を喚起できそうなだけに、端末を開発するメーカーにとっても、ありがたい販売施策といえる。ただ、12月27日に予定されている電気通信事業法施行規則等の改正で、極端な額での下取りが難しくなる可能性も見えてきた。 省令改正に基づく新たなガイドラインでは、端末購入補助の上限が4万4000円に上がる代わりに、セット販売時の単体値引きも規制されるようになる。また、端末の下取りや、将来の残価を購入時に提示するアップグレードプログラムは、その額や根拠を提出する必要が生じる。一般的な下取り価格を超えた場合の差分は、「未確定利益提