来年の天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に向けて政府は、皇太子さまの「即位の礼」とともに陛下の退位の儀式も、憲法で定める国事行為として行う方針を固め、今後、憲法の規定との整合性に配慮しながら儀式のあり方を慎重に検討することにしています。 政府は皇室典範に、「皇位の継承があったときは即位の礼を行う」とされていることから、皇太子さまの「即位の礼」については、陛下が即位された際の例を参考に憲法で定める国事行為として行う方針です。 一方、陛下の退位の儀式については皇室典範に規定がないほか、退位が陛下の意思に基づくものと受け止められれば憲法に抵触するおそれがあることから、政府内では当初、儀式を行うことに慎重な意見も出ていました。 こうした中、政府は陛下がおよそ30年わたり象徴として務めを果たされてきたことや宮内庁側の意向も踏まえ、即位の礼とともに、退位の儀式も国事行為として行う方針を固めました。 政府
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