Kuduは分散データストアであり、複数台のマシンでクラスタを構成することで、高性能・大容量・高可用性のシステムを構築できます。図1にKuduのシステム構成を示します。 Kuduのクラスタはマスタノードに配置するKudu Master(以下、Master)と、ワーカノードに配置するKudu TabletServer(以下、TServer)で構成します。Masterはメタデータ(テーブルの構成情報など)の管理やTServerの死活監視、およびデータの複製管理を行います。ワーカノードのTServerはテーブルの実データを管理します。KuduのテーブルにアクセスするClientはMasterからテーブルの構成情報を取得して、それを元に目的のデータを持っているTServerにアクセスします。 Kuduはノード障害による動作停止やデータロストを避けるため、Master/TServerともに最低でも3台
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