8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節のバジャドリー戦で、バルセロナは今季3度目となる大量6得点での大勝(6−0)を収めた。ヌマンシアとの開幕戦は0−1で敗れ、黒星スタートとなったが、それ以降は9試合負けなし(8勝1分け)。第9節を終えた時点で2007年5月以来、548日ぶりとなる首位に立ち、現在勝ち点25で単独首位だ。特筆すべきはその得点力で、リーガではここまで10試合で34得点(1試合平均3.4得点)。チャンピオンズリーグ(CL)、スペイン国王杯を含めた今季ここまでの公式戦15試合では、46得点(1試合平均3.07得点)という数字が出ている。 ここ2年は無冠に終わり、失意のシーズンを過ごしたバルセロナを常勝チームに変えた改革者は、紛れもなくジョゼップ・グアルディオラ監督だ。「経験不足」との批判が渦巻く中で6月17日にスタートしたグアルディオラ体制だが、わずか5カ月あまりで悲観論