ブックマーク / kokorosha.hatenablog.com (6)

  • 平泉の鳳凰堂跡でトンボが何かしていた - ココロ社

    こんにちは。更新頻度がすっかり落ちてしまいましたが、旅日記を書かせていただきたく思います。 今回は岩手県の平泉。3回くらいにわたって書こうと思いますが、写真は減らし気味に、文章を多めにしてみようと思います。「平泉」で検索したら、わたしの撮った写真よりいい写真がたくさんあるでしょうし……。 平泉駅からちょっと歩くと、無量光院跡があります。平等院鳳凰堂ばりの極楽浄土を体現した世界があったらしいのですが、今あるのは思わせぶりな窪みばかりです。まず、ここに無量光院があったことを空想し、そして、その無量光院から極楽浄土に想いをはせる。あまりにも難しすぎて、なんなら、無量光院を経由せず、直接、極楽浄土を空想してしまった方が楽でよいのではないか―という、ずぼらな気持ちになってしまいます。 ただ、わたしにとっては、極楽浄土がどういうところかよく知らないというのも大きな問題です。楽しいところであるというのは

    平泉の鳳凰堂跡でトンボが何かしていた - ココロ社
    kodaif
    kodaif 2009/12/07
    "好奇心を持っている人は人一倍、人にお話を伝えるのが好きであるはずなのに、その好奇心ゆえに、望まない結果を招くことになる。それに気付いてからというもの、わたしはあまり科学的な本を読まなくなりました。"
  • ココロ社のノート-中原昌也の小説について(2)

    中原昌也の面白さについて、続きを書きます。(前回はid:kokorosha:20051219#p2です。そういえば、『新潮』2月号に中原昌也の中編が載ってますよ!) ボクのブンブン分泌業 作者: 中原昌也出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/09メディア: 単行購入: 5人 クリック: 19回この商品を含むブログ (28件) を見る年末に『あらゆる場所に花束が…』を再読して面白かったので、今は『ボクのブンブン分泌業』を買って読んでいるところです。彼が何を思って書いているのか、わりと予想通りだったので安心しました。前回、「中原昌也の小説において、題材として暴力が出てくるからといって、それが彼の小説質とは言えない」的なことを書いたと思うのですが、彼自身や、彼周辺の読み手も同じように感じているようで安心しました。ここで「なぜ書いたとおりに読めない人が(けっこう多く)いるのだろうか

    ココロ社のノート-中原昌也の小説について(2)
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    kodaif 2009/11/12
    "一言発しただけで崩壊してしまうような小説は脆弱だと思うのです。ネタバレされて萎えてしまうような小説は、つまり読んでいる瞬間はすべてオチの前ふりにすぎず、読んでいる瞬間瞬間が楽しいわけではない小説だと"
  • 中原昌也の小説について(1) - ココロ社

    93年頃だったと思う。友達が「そういや、暴力温泉芸者の人が島田雅彦に『作家になりたいんですが』って言ってるのを見た」って教えてくれた。「もう、今すぐにでもなってほしい!」と思って数年後、文藝で彼の短編を偶然見つけたのだけど、あまりの素晴らしさに驚くと同時に、これは特殊な小説だと思ったので、どれくらい世に受け入れられるのかわからないなぁと思った。ただ、リスペクトしている二人の批評家―渡部直己とスガ秀実―がどう評価するかは見ものだと思っていて、万一、二人が評価しなかったら、もうを読むのも小説を書くのもやめる!…などと鼻息を荒げていたのですが、仕事とかしてるうちに忘却の彼方へ…そして数年後の一昨日、渡部直己の『メルトダウンする文学への九通の手紙』をめくって中原昌也について言及しているところがあり、しかも中原昌也の小説が好きみたいで、ああよかった…と思った。 と、前置きが長くなったけれど、『メル

    中原昌也の小説について(1) - ココロ社
    kodaif
    kodaif 2009/11/12
    "最も面白いのが、むしろ前者のお話レベルでの暴力性が後退し、小説そのものの断絶が起こる瞬間。一見平和な紋切型が物語を台無しにする瞬間が最も面白いんだと思う。"
  • ショッキングな自己啓発書を出すので唖然としてください - ココロ社

    こんにちは。 11月20日に、ちょっと変わった、というか、変わったにしたのはわたしの責任なのですが、紹介をさせていただきたいと思います。 超★ライフハック聖典 〜 迷えるアダルトのための最終☆自己啓発バイブル 作者: ココロ社出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2009/11/19メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 762回この商品を含むブログ (21件) を見るタイトルを見ておわかりかと思いますが、宗教書みたいな自己啓発書(≒男の子みたいな女の子)を出します。160ページ以上にわたって、ちょっと頭のおかしなオッサンが、ただひたすらと珍妙な自説を唱えるだけのです。こんなの当に出していいんだろうか… あまりにも自己啓発がすぎて、反・自己啓発に読めてしまうかもしれませんが、それはこのブログのヘビーユーザーの清水国昭さんなみなさまからしてみれば、いつものことな

    ショッキングな自己啓発書を出すので唖然としてください - ココロ社
    kodaif
    kodaif 2009/11/09
    "活字になって本屋に置かれているという異常事態にいっしょに驚いていただけるとうれしいです。 買ってとは言いませんが、twitterの本を買うついでにでも立ち読みして、ショックを受けていただければ幸甚です。"
  • 「〜する、たったひとつの方法」をうまく書くための、たった一つの方法 - ココロ社

    今、ブームといえば…そう、ウーパールーパーですね。 あの白くて柔らかそうな皮膚、むき出しの感じが最高…全身性感帯っていうイメージです(^v^) ―冒頭からボケると読者が逃げてしまうことを知りながら、やめられなくて困っているのですが、正気に戻ります。 今、ブームなのが「〜するたった一つの方法」というタイトルの記事。ネットのあちこちで見かけますが、これをお読みになっている皆さんも「よし、ワシも『〜するたった一つの方法』をいっぱい書いて有名ブロガーになり、女にモテまくりたい*1」とお考えのところかもしれませんが、あわてることなかれ…「〜するたった一つの方法」をただ書くだけでは、成功するとは限りません。下手に書いてしまうと、羊頭狗肉(まあラムが嫌いな人にとっては羊頭の時点でドン引きでしょうけど)であるとガッカリされて愛読者にザ・グッバイされるおそれがあるため、下記を実行することをオススメします。

    「〜する、たったひとつの方法」をうまく書くための、たった一つの方法 - ココロ社
    kodaif
    kodaif 2008/12/03
    "定義を意図的に狭めてタイトルをつけるだけで、斬新な印象を与えることができるので、とりあえず、「常識的な内容について考え、それをどうリネームすれば破天荒なタイトルになるか」について考えればよいのです。"
  • 話にオチは必要ない - ココロ社

    これから時々、笑いと文章について書いていきたいと思います。 参考にしていただければ幸いです。 - その昔、ゲームのプランナーをしていた時代の話。 会社近くのラーメン屋(写真)で流れていたラジオの言葉が私の逆鱗に触れました…聴取者のハガキのコーナーで 神奈川県の、推理野郎さんからのおハガキです。 「私の友達にひどい人がいるんです…私が読んでいる推理小説の犯人を言うんですよ」 あははうふーん…たしかにひどい友達ですね。意味なくなっちゃいますよね〜 それを聞いていたわたしは、「うふんじゃねえよ!」と、ドッカーンとなったのです。わたしは表面的にはとても穏やかなので、あくまで内部的にドッカーンとなっただけで、表面上はラーメンをおとなしくむ、小粋でエッチな草系男子なのですが… 何にムカッときたのかについて説明させていただきますと、もちろん、犯人の名を教えたその友達についてムカッときたのではなく、「

    話にオチは必要ない - ココロ社
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    kodaif 2008/11/13
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