ブックマーク / mercamun.exblog.jp (2)

  • 世界論と真理観の相対主義 | 社会学玄論

    他者がどの真理観に準拠して言説を述べているか、それを見極めることが非常に重要である。特定の真理観でもって、別の真理観に準拠した他者を非難する教養のない者たちがいる。ニセ科学批判者や治安悪化神話社会論者はその典型である。 真理観は、対応説、整合説、合意説、実用説に分けることができる。 対応説とは、模写説とも呼ばれるが、対象と一致する命題、言説、知識が真理だとする説である。自然科学は、この立場をとる。 整合説とは、形式論理学に反しない命題、言説、知識が真理だとする説である。要するに、論理的矛盾のない命題、言説、知識が真理だというのである。意味の整合性と考えてもよい。 合意説とは、人々の合意を得た命題、言説、知識が真理だとする説である。つまり、社会的に認められている命題が真理だとする説である。 実用説あるいは有用説とは、ある目的を達成するのに有用な手段である命題、言説、知識が真理だとする説である

    世界論と真理観の相対主義 | 社会学玄論
    kodaif
    kodaif 2008/11/30
    "多くの場合、議論が噛み合ないのは、言説者がどの真理観で発言しているのか類推する想像力が欠如しているからである。"
  • 治安の社会的構築 | 社会学玄論

    当ブログのコメントからの引用 多くの人は自分の住んでいる地域では治安は悪化していないが、「ここではないどこか」で悪化しているらしいと考える傾向にあるようなのです(久保大『治安はほんとうに悪化しているのか』(公人社)、K.F.Ferraro、Fear of Crime(State University of New York Press)など参照)。 普通、治安は、犯罪発生率で測定される。犯罪発生率が高いほど、犯罪に合う確率が高いことになるからである。しかし、犯罪に合う危険性は、人によって異なる。防犯意識が高い人間は、日頃から犯罪被害に合わぬように心掛けており、犯罪には合いにくくなる。警察は、防犯教育の一貫として、振込み詐欺や戸締まりについて防犯教育をする。防犯教育が行き届いている人や地域社会は、犯罪に合いにくい。一方、無防備な人や地域社会では犯罪に合いやすくなる。 このように考えると、防犯

    治安の社会的構築 | 社会学玄論
    kodaif
    kodaif 2008/11/03
  • 1