2DKの窮屈な生活 都内23区の私鉄沿線、家賃13万5000円の、駅徒歩6分にある2DK賃貸マンション。この家で、会社員のAさん(40歳)は、今日もテレワークに励んでいます。 同居人は、共働きの妻(36歳)と保育園に通う息子1人(4歳)。 築20年の賃貸マンションは48平方メートル、ダイニングキッチンに寝室、リビングという間取りで、Aさんはダイニングテーブル、妻はリビングのローテーブルを使って窮屈に働いています。 これまで住まいにはとくに不満を感じていなかったのですが、コロナ禍により夫婦で在宅勤務になったことから状況は一変。夫婦で一日、狭い家にこもりきりで仕事をするのは息が詰まりますし、4歳の子どもはしょっちゅう熱を出して保育園を休みます。オンライン会議をしていると、息子の泣きわめく声やイライラした妻が息子を叱りつける声が筒抜けになり、同僚にも同情される始末。ついにAさんは、「この家で、大