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ペンギン・ハイウェイ [著]森見登美彦[掲載]2010年7月18日[評者]田中貴子(甲南大学教授・日本文学)■未知なるものに分け入る少年 郊外に住む小学4年生の「ぼく」は、まだ海を見たことがない。なのに、街には突然ペンギンが出没する。どうやら歯科医院の「お姉さん」がその現象にかかわっているらしい……。 京都も大学生も出てこない本書は著者の「新境地」と評されているが、それは当たらない。著者の今までの小説は京都の実体を描いたわけではなく、著者の作り出した「世界」がたまたま京都だったにすぎないからだ。今回も、たとえモデルになる場所があったとしても、著者が郊外という「世界」を作り上げたのだといえよう。 少年はその街で不思議な現象に遭遇し、その謎について研究する。それは、死、とか、世界の果て、といった未知なるものを探検することであり、彼の成長を瑞々(みずみず)しく、またせつなく語るエピソードとなって
『にほんごこれだけ! 1』 庵 功雄 (監修) ¥1,100 ISBN 978-4-904595-06-0 2010年5月21日発売 ココ出版 『にほんごこれだけ! の「これだけ」ヒント集 + 単語リスト[10言語翻訳付]』 庵 功雄 (監修) 岩田一成・森 篤嗣 (編著) ¥2,640 ISBN 978-4-86676-058-2 2022年7月7日発売 ココ出版
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