[1] 1900年にスペイン・アラゴン地方のカランダで地主の家に生まれる。17歳のときにマドリードに出て7年間を学生館で過ごし、後に詩人として有名になるフェデリコ・ガルシーア・ロルカ、画家として有名になるサルバドール・ダリなどと交友を結ぶ。最初は自然科学を学ぶが、途中で歴史学、哲学に変更。 1923年に父が死に、1925年にパリに出る。批評を書き、映画撮影所に出入りして助監督などをしているうちに当時の前衛芸術であるシュールリアリズム運動を知る。スペインに一時帰国したとき、まだ無名だった友達のダリと見た夢の話をしているうちに、それをもとに映画を作ることになる。二人で脚本を書き、パリに戻って『アンダルシアの犬』を撮影。女性の眼球(実際には牛の目が使われた)を剃刀でいきなり切るというスキャンダラスなシーンからスタートするこの映画は熱狂的な拍手で迎えられて、ダリとブニュエルはアンドレ・ブルトンらの