日本代表MF中村俊輔のスペイン1部、エスパニョールへの移籍が確定となったことで、獲得を目指していたJ1・横浜Mの木村浩吉監督は23日の練習後、「電話で報告を受けたが、腹が立つから詳細は聞いてない」とぶぜんとした表情で話した。 統括本部長時代に移籍折衝を担当、獲得への思い入れも人一倍強い木村監督は「(フロントは)何があっても終身雇用。現場は結果が出なければ責任をとる。そうじゃないでしょ」と、確実視されていた交渉に失敗したフロントへの怒りをあらわにした。 チームは中村の7年ぶりの復帰を見越して今季途中にシステムを変更。その結果、6月は3戦全勝と手応えをつかんでいる。木村監督は「選手にゴタゴタはないし、(中村俊が)いようがいまいが勝つだけ」と、現場サイドには大きな影響がないことを強調した。 中村とともに日本代表で戦うDF中沢佑二は「残念だけど、またその内、来てくれるんじゃない」と落ち着いた反応を