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ブックマーク / sukebeningen.blog46.fc2.com (4)

  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN アニメのレイアウトについて。

    映画のレイアウトは絵画の模倣から始まった(「いや、写真だ」という人もいるかもだが、写真もやはり最初は画家のアルバイトだった)。古い映画を観ると笑う。あまりに厳密に画面を作り過ぎてるから。奥にいる女優の赤いワンピースと画面上で韻を結ばせる為、対角線状に赤いチューリップを生けた花瓶など置いてる。 コレが廃れたのはウソっぽさが見え、映画の「現実を記憶するメディア」という特質性が否定的になるから。たとえフィクションでもやはり実写というのはドキュメンタリーだ。絵画ほど真実は追求出来ない、かなり現実に縛られるメディア。 劇場アニメのレイアウトは普段テレビでは出来ない「まるで映画のように凝ったレイアウト」を志向する。広角レンズ、斜め上あるいは斜め下など難しいアングルからのパースを付ける。それらはとても印象になる。 でもその手法は絵画ではあまり無い。何故か?絵画は永遠性を求めるから。それらのレイアウトは映

  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN 鳴子ハナハルの絵を見るのが辛い理由。

    「ロクに読みもせず断定口調で書くな!」 そんな事ばかり言われたので、少し反省した。とりあえず鳴子ハナハルの「かみちゅ!」を買ってみた。 パラパラ捲り三秒ぐらいでウンザリし、そのままその辺りにテキトーに放った。まだ全然読んでない。そしてたぶん永遠に読まない。※自分にとって「鳴子ハナハル」「上山徹郎」「篠房六郎」はただ義務感で読むだけの苦痛マンガ。頼むからコレ以上マンガを描かないで。 もう確信した!鳴子はエロ以外、ヤッパリ描いちゃダメだ! 鳴子は加減を知らない。寝る時間以外のすべてをマンガを描く事に捧げている。キモイ! 例えば1ページに6コマあるとしたら普通2、3コマはそれなりに手を抜く。 重要なコマだけ力を入れ、その次に重要なコマはソコソコ、あとはサッと流すのが基的なやり方だ。 でも鳴子は全部力を入れて「ミッチリと埋める」から逃げ場が無い。何処にも息をつく場所がない。「おまえのマンガ息苦し

    kohedonian
    kohedonian 2008/05/15
    <漫画には「純粋にマンガ絵の正解をひたすらに追求する」というベクトルがある。そしてソレにはエロマンガというジャンルが一番合っている><決してIKKIとかでは無く。>
  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN 細田守や今敏のアニメなんか一般人は絶対に観ない。

    オタクはズーズーしい。細田守と今敏が一般人に受け入れられるアニメ監督だと気で信じている。アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなアニメ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものじゃないですか! 「オタク受けする美少女キャラを出さず、なおかつオタク臭のしない物語」というのをただやってるだけ。「オタク向けじゃないアニメ=一般人向け」という、あまりに単純過ぎるロジック。 あなた達って「(オタクをよく知らない人達が)オタク受けを狙ったけども、まるで見当違いの方向な商品、又はコンテンツ」を見ると、いつもゲラゲラ大笑いするでしょ?「こんなのありえね〜〜っ!!」って。 まさしくアレの逆バージョン。「う〜〜〜〜ん、よく人間の事を学習しているよね?この宇宙人」みたいな。 あの二人に喜怒哀楽という感情はたぶん無い。理解できない。おそらく周りの状況を見て普段はカ

    kohedonian
    kohedonian 2008/03/05
    このロジック(・監督批判ではなく)はむしろ鉄コンにあてはまる、とか思った。
  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN 「時をかける少女」のレビューをふたたび書く。

    以前簡単なレビューを書いたのだけど、掲示板に貼られて「プッw、この程度じゃ動揺しないよ。全然平気だよw」みたく余裕な態度を細田守ファンに取られたので、もう少しちゃんと書く。キャン言わせる。 まず主役の三人がまるで好きになれなかった。真琴はガサツ過ぎ。男二人もイケメンだから魅力的なだけ、人間的な魅力というのはまるで感じなかった。 そしてコレは「オタクが一般の人に観てもらう為、作ったアニメ」だと思う。ソレは作中に出てくる「オタクの扱い方」で分かる。 「オモシロ顔で軽く扱われがちな苛められっ子」アレがこの作品の中に出てくる唯一のオタク。あの手加減しない、少しも優しい救済をして上げない徹底さが、「ヨソ行き」の時にオタクが取るスタンダードなファッションだ。 そしてこの作品には嘘がある。オタクは受け入れられたい気持ちの一方で、「一般人と自分等は違う人種である」という事を当は望んでいる。彼らを下等な人

    kohedonian
    kohedonian 2008/03/05
    アレは構造が内面をつくる(タイムリープという仕掛けが、行動にいかに作用するか)という点を浮き立たせる物語だから、主人公達や背景人物が移入を許さずうすっぺらな方が、より一般人は感動できるというわけなのだ。
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