九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)の整備について、国土交通省が報告書を公表しました。フル規格、フリーゲージトレイン(FGT)、ミニ新幹線の3つについて、整備費や開業時期について比較検討したものです。ここでは、新たに候補に浮上した、ミニ新幹線について主に考えてみましょう。 長崎新幹線の整備を再検討 九州新幹線長崎ルートに関しては、武雄温泉~長崎間に標準軌のフル規格新幹線を新設し、博多方面から在来線を走ってきたFGTを直通させるという方針で進められてきました。 しかし、FGTの開発が遅れた上、メンテナンスコストの高さなどからJR九州が導入を拒否。フル規格とミニ新幹線を含めて、長崎新幹線の整備のあり方について再調査がおこなわれています。 国土交通省は、調査結果として「九州新幹線(西九州ルート)の整備のあり方について (比較検討結果)」という報告書をまとめ、2018年3月30日に公表。この報告書で